自分の手のひらに星を集める (mazar be Bracha & Tsumugi)
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ヒリヒリとした記憶


生まれてはじめて、心がヒリヒリと痛み

絶望的な気持ちになったこと


今でも はっきり覚えてる。


ある朝、おばあちゃんが、買ってきてくれた

パンダの絵本を読んでくれた。


あれは ようちえん行く前かな?

3歳くらいなのかも?


パンダの親子が 森で暮らしてる とても幸せな場面から物語は始まった。


そんな幸せも つかの間

次のシーンでは、夜に麻酔銃を持った男たちが現われて

草陰から撃たれて眠らされ、パンダの親子は引き裂かれ

どちらかが動物園に連れて行かれた。

動物園のパンダは、はじめは悲しみに暮れていたけど、

だんだんと飼育係の人とも仲良くなり

最後は動物園で楽しく過ごしているというような終わり方だった


その前半の 親子が引き裂かれる場面で


人間って、一体なんてことするんや!!!

お母さんとの幸せな時間を引き裂くなんて!!!


心が痛すぎて、ヒリヒリとした。

たぶんあれが、私が自分の事以外で

心を痛めて泣いた はじめての出来事だったんだろう。


同時に、人間のすることに はじめて絶望した記憶でもある

人間の都合で、引き裂いてしまうなんて、こんなん絶対やったらアカン!!

その麻酔銃の男たちの絵も覚えてる。

なんて悪いやつなんだと、憎くて仕方なかった。


絶望的で、心が痛すぎて、苦しくて、押し入れに立てこもって泣いた



私が、パンダのぬいぐるみが好きで、ずっと持ってたから

パンダの絵本があるわ あの子喜ぶやろなと

おばあちゃんも買ってきてくれたんだろう


まさかこんなに泣いて、押し入れにまで立て籠もってしまうなんて。。


おばあちゃんがオロオロして、

パンダも動物園でみんなに見てもらって幸せになったんやでとか

必死で、説得してきてたのも覚えてる。


「そんなわけないやん!勝手に連れ去るなんてひどすぎるわ!」

もちろん、こんな風に気持ちを言葉で表現できなかったけど

納得できず、泣き続けた


その日以来、その本は見たことない。

読んでもらったのは、あの一回きりだったけど、

あの時感じた 胸のヒリヒリは 強烈に覚えてる



子どもって、言葉で表現できないだけで

大人が思ってる以上に、いろいろ感じてるんだって

忘れずにいたいなぁと、

子供の頃の自分に教わる