自分の手のひらに星を集める (mazar be Bracha & Tsumugi)
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むぎの由来
むぎとの縁は少し不思議であまり人に話してない。

7月、私は屋久島で猫をひいてしまった。

せっちゃんに会った帰り。

せっちゃんは、前回屋久島で友達になった人で
おじじと一緒に住んでた。
2年前冬の屋久島で初めて会った時も、家に遊びに行ったけど
せっちゃんとおじじが出す空気は大きくて不思議なほど落着いた。
おじじは声を失なってて声では話せないけどちゃんと通じてた。
冬の夜の静けさと重なって、深い森の中にいるような気分だった。
明日来たら家ごとなくなってしまっててもおかしくない
そんな風に思える空間だった。

そして昨年秋に、おじじが亡くなった。
今度屋久島行ったら絶対おじじをお参りに行くって決めてた。


島で摘んだお花を持っておじじに会いに行くと、
せっちゃんが「おかえり〜」って迎えてくれた。
「さっきね、仏壇の蝋燭の火を消そうと思ったら全然消えなくて
おかしいなぁ〜誰か来るのかな?って思ってたら
マキちゃんから電話あったの」と、とても喜んでくれてた。
おじじ気づいてたんだ!?と嬉しくなった。
そしてせっちゃんの笑顔にひどく安心した。
せっちゃんのこの一年を想うと私にはかける言葉もないから。

せっちゃんといろ〜んな話をした。
またまた静かで深い森みたいな不思議な時間が流れた。
せっちゃんは少し落ち込んでたみたいで
私と話して気が楽になったと言ってくれた。
私はおじじの大きな話をいっぱい聞いてむちゃくちゃ癒された。


ちょっと不思議なおじじのお葬式の話も聞いた。

葬儀は自宅で行われ、
みんなで歌ってお祭りみたいにして、おじじにお別れを告げてた。
ふと気が付くと、おじじがいつも着てたジャケットが床に落ちてて
ガサガサ動いてた。
何だろう???と中を見てみると脚が折れた猫が入ってた。
生前もおじじは、そんな猫を助けて病院に連れてってあげてたので
おじじが連れてきたんだ〜とみんな納得。

しかも、その場にいた一人が
「わぁ〜飼うつもりないのに、私が飼うんやぁ!
名前も知ってる!「あんこ」でしょ??」
と叫んで、その子が飼う事になった。
(おじじの好物はあんこのお菓子だったそう)

その話を聞いて、亡くなってからもそんな風に猫を助けたりできるんだぁ。。しかも、飼う人まで決めちゃって。。。
おじじやっぱりすごいなぁ!と感動した。
そんな、おじじは大きな人でした。


その話を聞いた帰りに、私は猫をひいてしまった。
それも、白い6ヶ月くらいの大きさの仔猫だった。

ものすごい、ショックで車から降りて探し回った。
けど、どこにもいなかった。

さっき聞いてたおじじの話がホントに救いで、
もしかしたらおじじが助けてくれたかも!?
勝手だけど、そう思わなきゃ耐えれなかったし。


ごめんなさい!
おじじ、あの子助けてあげてください!
にゃんこ!猫の神様!神様ごめんなさい!!
おじじ、神様、次に困った猫がいたら、私にまわしてください!
絶対大事に育てます!
私は猫飼った事ないし犬派やけど、ダンナさんは猫大好きやし安心して下さい!ほんまにほんまに大事にします!!
ごめんなさい!! お願いします!!!!

ひたすらお詫びして、お祈りしてその場を離れた。
けど、頭からはずっとその猫の事が離れなかった。

満月から2日過ぎた夜の出来事でした。




そして一ヶ月後、
というか、ちょうど次の満月から2日後
友達から電話があった
「母猫に置いてかれた仔猫いるんだけど誰か貰ってくれる人いない??」

つ、ついに!ってか、ホントに来た!!!!と震えてしまった。
どうしよう!!
まったく猫を飼う心の準備も出来てなかったし
ちょうどあれから一ヵ月後って!!??

動揺しすぎて、意味分からん返答で一度電話を切った。
挙動不審ぶりに友達はかなり不審がってた。


そうして一緒に暮らし始めたのがむぎです。
しかも、生後一ヶ月だった。
私が猫をひいてしまった頃に生まれた事になる。

名前は尋ねたら、自分で「むぎ」って名乗ってきたのでそうしたのですが
せっちゃんに報告したらなんと、ちょうどその日せっちゃんの家に
「こむぎちゃん」という赤ちゃんが遠くから
おじじに会いに来ていたのです。
生前おじじも「こむぎちゃん」が大好きで仲良しだったそう。
その話を聞いて、やっぱり「むぎ」は
おじじが連れてきてくれた猫なんだ!と確信して安心した。

それに良く考えたら、私が猫をひいてしまったのは
屋久島の「麦生(むぎお)」という集落だった。


むぎが来てくれて、ずっと気がかりだった
あの猫への気持ちが少し楽になった。
にゃんこ、猫の神様、ごめんなさい!
その分、ちゃんとむぎは大事に育てますので。


おじじ、むぎ、ありがとう!





明日はおじじの命日なので長々書いてみました。







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