ブログをなかなか更新しなくなっていましたが、
突然ですが、noteはじめました
よろしければ、覗いてやってください。
よろしくお願いします
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わ!
入る前から、見上げて声が出てしまった
なんかある。。
これ飛鳥に来て何度も感じてる感覚
なんかある。。
見に行くと、たいてい石があったり
はたまた、昔の都だったり、
山だったり
なんかあるんだよね。。。
飛鳥坐神社の「なんかある」ぶりは半端なかった。。
今日もアンテナ絶好調!
そして昨日のリベンジに橘寺へ
受付で、昨日から気になってた
橘寺から見える山の名前を聞いてみる
「三輪山ですよ」
え?ここから三輪山見えるんだ!
あんなに近いの!?
太子も幼い頃ここから見てたよね。。
実際その場に立ってみないとわからない。
古代と繋がる感じすごいなぁ。。
。。。。。
ちょっと気にしないようにしてたんだけど、
橘寺へ入ったあたりから、何かおかしい。。
ん?なんだろな??
なんかちっともトキメかない。。
さぁ、ま、気をとりなおして、
橘寺はさておき、
待ちに待った天香久山へ向かう。
道中目に入った山に
え?この小さいなんでもない感じの山が天香久山?まさかね?
と思う。
そしたら、
実際それが天香具山でビックリ!
マジで!?
あれが私が昨日あんなにトキメいてた山???
なんもないやん???
ん?私なんかおかしくない???
100年の恋ならぬ、一晩で恋が冷めたのか??
全然ときめかない。。
ど、どうなってるん??
近づいてって、天香久山神社に入るも、、
なんだかピンとこない。。
あれあれ?
昨日までのあのトキメキは何!?
どこいったん?
こんなんじゃ旅も続けられんよね。。
ま、とにかく天香久山に登ってみよう!そしたら何か掴めるかも?と、登山に向かうも
あれ??
な、なんか嫌だ。。
登りたくない。。。と、すぐに引き返す。
何この感じ??
さっきまでの、飛鳥坐神社までと全然違うよね、私。。
どうしたんやろう?
何かなくない?
なんか落としてきた?
あ、アンテナがないんや!
え!?どうしよう?
どこでなくなったん??
そういえば、橘寺でもなんかおかしかったよね。。
それまではアンテナ絶好調やったのに。。
もう帰るしかないいんかな。。
でも、このまま帰ったら、
アンテナなかったら、これから何も作れないやん。。
ど、どうしよう。。
ふと、三輪山が頭に浮かんできた
あ!
そういえば私、あの橘寺に入る前に「三輪山」って聞いて、なんか違和感があったよね。。。
あの時だ!
あの時になんかスイッチ切れたわ。
なんか景色がワントーン退色した。
あの違和感そうやったんや!
飛鳥に来る前は、
帰りに時間あったら三輪山に登ろうかと思ってたけど
天香久山に出会ったからは、
登るのは天香久山で、三輪山はもう行かなくていいやと思ってたけど、
やっぱり三輪山に登れってことなのかな。。
とにかく、アンテナないまま帰れないし
三輪山に行ってみるしかない!
このままでは飛鳥にいる意味ないし。
と、予定変更!すぐに大神神社を目指す。
飛鳥から車で20分くらい。
こんな近かったんだね。
三輪山はご神体そのものなので
山の中では写真撮影も禁止
ここが入口。
往復二時間かけて、ご神体の三輪山へ登らせていただく。
。。。。
半分くらいまでは、
はぁ〜登って意味あんのかなぁ
疲れたし、もう途中でいいかと思ってたのに、
5合目くらいまでくると、
雰囲気がパキッとわかった
あ、なんかある。。
今までの空気と明らかに違う。
この山が、ご神体そのものというのが理解できた。
途中からすっかりアンテナも戻ってきた!
下山直後、雷がドカンとなって
雹がバラバラバラーっとすごい勢いで降り始めた
危ない!ギリギリだった!
その直後、説明つかない不思議なことがトントントンとおこり、
自分の悪い思考癖があぶり出された
山に登った直後に、なんでこんな事おきるの??と一瞬感じたけど、
そこかぁ。。
そこの思考癖変えなきゃ意味ないんだね。
さっきの不思議な事件も腑に落ちた。
この為にアンテナ喪失して、三輪山に登らされたのかもしれない気がする。。
三輪山恐るべし!
今回の旅で、途中アンテナ喪失して、
自分のアンテナのない世界を味わい、
それはまるで色のない世界のように味気なく
自分のアンテナを信じる大切さを教わった気がしてます。
この感覚がないと、何も作り出せないし!
誰の為でもない
自分の為の旅の記録
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一瞬パチンと目に飛び込んできた!
この道が
全然何にもないとこなのに、何だろ!?
めちゃくちゃ心惹かれる!
あの山に続く道通ってみたい!!と
今、強烈に思ってしまったので、
自分の感覚に素直に引き返してみる。
そしたら藤原京跡だった。
さすが古都!
すごいね!
地図みなくてもたどり着けてしまう何かがある。。
飛鳥京跡といい、
藤原京跡といい、さっきからなんだろう?
妙に心惹かれる。
「何かある」と思える、何かがある。。
そもそも土地を開いていく時、
ましてや都作る時なんて、その感覚に従うしかないよね。
ここだ!ここなんかいい!
って、自分の感覚を頼りに。
飛鳥に都を置いた人と私、かなり感覚があうんだろうか?
本当に何だかわからないんだけど、
藤原京前の、あの山へと続く道に
無性に惹かれるんだよね。。
何だろ?あの山??
気になって調べてみたら、
天香具山だった。
あまのやぐやま?
短歌で聞くけど、何かあるのかな?
めちゃくちゃ惹かれる。。
そして地図を見てビックリ!
さっき飛鳥寺から
飛鳥京跡周辺と、その向こうの山の景色を見て、たまらなくいいなと感じてたけど、
あれは反対側から、天香具山の方を見ていたんだ。
この私の天香具山への感覚は、一体何なんだろう??
天香具山について調べてみたら、
日本書紀で「天香具山の社中の土で祭器を作って祭祀を行えば敵に勝てる」
というお告げがあり実行したというストーリーがあるそう。。
山の土を採ってきて何か作るなんて!
めちゃくちゃ大好きなやつやん!
今まさに同じコンセプトで進めてる指輪があるし!
天香具山神社という占いの神様を祀った神社や、
山の中に「月の誕生石」と呼ばれる石もあるらしい。
何それ!全部大好物な感じ!w
よし!
明日は天香具山登っちゃおう!
この旅で、どこかの山に登るって感覚があって、
時間あったら、帰りに大神神社を訪ねて
昔登りそびれてた三輪山に登ろうかな?なんて思ってたけど、
登る山は、天香具山だったのかも!?
わぁ!明日も楽しみすぎる!
天香具山と飛鳥に想いを馳せ眠りについた。
その3へつづく
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前日に急に思い立ち、
最近行きたかった、奈良県の明日香村に、ひとり旅にでた。
(ダンナが二週間出張で、ひとり育児のストレス解消もあり)
明日香村に行くきっかけは、
飛鳥のキトラ古墳の壁画に、世界最古の天文図が描かれてあると知って。
なんで飛鳥にそんなものが?? ずっと気になってた。
来てみてわかった!
飛鳥やからだ!
飛鳥だから、古墳にも天文図描いたんだ!
私の勝手な感覚なんだけど。。
しょーもないスピリチュアルと思われたら嫌やけど、どう考えてもそうだから仕方ないから恐れず言うと、
なんだか天と近い気がして仕方ない。
天とのパイプが太い!?というか。。
だから、古墳の中に天文図描いて
死後に宇宙に包まれて眠りたい感覚になるのめっちゃわかる!
そんな場所でした。
私の勝手な感覚では、
キトラ古墳は、意識が宇宙に向いてるように思えてならない。。
近代の目に見える事だけ信じる文化は、
人が単に感覚なくしただけで、
人間の歴史の中でもほんの僅かな期間なんやなぁと思わされた。
そうそう、私こんなアンテナあったんだよね、ちょっと忘れてた。
土地から教わる感じ、ホント久しぶり!!
子ども産む前はホント色んなとこ訪ねて、そのエネルギーで物作ってたなぁ。
飛鳥寺からの風景、何なんだろう?
私だけなんかな?
ホントになんか良すぎてたまらない!
飛鳥寺には日本最古の大仏さまがおられます
奈良の大仏さまより150年も前に作られたそう
聖徳太子=厩戸皇子(うまやどのおうじ)も、この大仏さまに会ってるよね絶対!
隣に聖徳太子像も
こわい!
怪しさが厩戸皇子っぽくてめちゃくちゃいい!
(山岸涼子さんの名作「日出処の天子」参照)
大仏さまが、少し斜め向いてるんだけど、
聖徳太子生誕地、橘寺の方を向いてるそう!
何それ素敵!
橘寺も行ってみなきゃ!
閉門の17時までに間に合うし!
と、駆けつけるも、17時前なのに早く閉まってて、中には入れず。。
橘寺は小高い丘の上にあり、
そこからの眺めも最高に良く、
太子もあの山眺めてたのかなぁと
景色を愛でてたら、
気持ち良すぎて寝てしまう。
(久しぶりに、急激に眠たくなってどこでも寝る技発令)
飛鳥の景色は本当に心奪われるなぁ。
明日、橘寺リベンジしよう!
#飛鳥#明日香村#奈良県#ひとり旅#宇宙#キトラ古墳#世界最古の天文図#結界#聖徳太子#厩戸皇子
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オーダージュエリーで
月の中に遺骨を埋める指輪を作りました。
こちらにも書こうかと思いましたが
何故か画像が荒くなってしまうので
Tsumugiサイトをみてください
↓
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奈良県の天川村を流れる天川
七夕の日に、空の天の川と、川の流れが重なると言い伝えがある天川
その天川の石を使って作った指輪
天の川の星たちを身につけるような気持ちを味わえたらな
と思って作ったんだけど
作ってすぐに、なんと!七夕生まれの方が、
天川の指輪を見つけてくださった!
七夕の日に、お空の天の川と重なるといわれる川の石を
七夕生まれの方が身につけるなんて
何て素敵な!と、感動したんだけど。。
その方と先日お修理の件でやり取りする機会があり
アパレルの企画のお仕事をされてると知った。
その方が仕事中にも、指輪を身につけてくれているようで。。
その手から生み出されていく服を着ている人がいて
街でワクワクしてたりなんかするのかな?
何て想像すると
身につけてもらうもの
指にはめてもらうもの作ってるって
なんか素敵だなぁって、改めて感動した
人って手から生み出すもの多いもんね
お料理でも工芸品でも、文章でもパソコンだったり手で書いたり。。。
その手の先にはめるもの作ってるって
なんかすごいことじゃない!?
自分がさせてもらってる仕事を、とんでもなく素敵なことなんだって思う瞬間
とってもありがたいなぁって幸せに感じることが
年に何度かあるんだけど
今年はクリスマスの日にその気持ちをもらえた。
ありがとうございます!
ご依頼いただいててまだカタチにできてない指輪もあるし
また来年がんばろっと!
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周りに出産間近の人が3人もいる。
3人とも、出産予定日が近くて大晦日からお正月頃
年齢も住んでるところもバラバラだし
それぞれに接点がないので
今まで気づかなかったけど
よく考えると、みんな私が結婚指輪を作らせてもらった人たちだ
1人は幼なじみで
もう10年も前に作らせてもらった
もう1人は今年の春に
もう1人は、只今制作中
なんとも素敵な偶然!
一気に3人も新しい人に出会えるんだなぁ〜
みんないつ出てくるのかな。。
今回はちょっとそわそわ気分の年末年始
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秋の始まる頃
小屋のガラス扉にぶつかって鳥が死んでた
青い鳥
可愛いし
外傷ないし死んでるって認識ないんかな
青もジロジロみてる
この子もう死んでしまったし、土に還るんやで
土に還るところ見たかったし
他の動物に見つからないよう、土に埋めずに草陰に置いたんだけど、
数日後に見たら、すっかり見当たらなかった。
一体誰に食べられたんだろう??
隠してたのに、めっちゃ気づくの早いね。。
野生の生き物の感覚って本当に感心するばかり。
自然の中に暮らしてると、生や死が身近に感じられる
あんな鮮やかな青い姿で生きたんだってことに感動して
その証の羽根を一本だけ分けてもらったんだ。
あなたの身体、本当になんともいえない美しい色だったね。
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君とても素敵なとこにいるね。
(洗面台に置いてる、青と琵琶湖で拾ったシーグラス)
君は自分の身体の色知ってるのかな?
そりゃいくら虫でも、自分の身体の色知ってるか。
いくら虫でもって、なかなか失礼な表現だったね。
ごめんごめん。
どうだろうね?
それとも、身体の色なんか気にしてないんかな?
そのガラスの色と、君の身体のきみどり色とっても似合ってるよ!
感心してたら、翌朝見たら死んでいた
そこを死に場所に選ぶなんて、君やっぱりすごいセンスあるね。。
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5年くらい前の冬に、宝物だと感じたもの
「解体した鹿ののどから出てきた 椿の葉っぱ」
今出会っても やっぱり宝物だった。
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その場所でまた出会い、一緒に生きてく2人
結婚指輪のご依頼で、なんともロマンチックな話を聞かせていただいて、
小説一つ読みおわたような感覚で
2-3日その話でお腹いっぱいで、頭の回らない感じになった
かつて出逢っていた頃にも、同じ景色だったであろう山々
見ていると、とても懐かしく感じるという。
その変わらぬ景色に誓うような。。
そして、遥か昔の2人の間に流れていた時間、
その後、2人が別々に生き離れている間に流れた時間も含めたような
そんな指輪にしたいなぁと思った。
2人が指輪作りにどのような形でか、参加したいとのことだったので、
その懐かしく感じるという山に登って、石を採取してきてもらった。
その山は、水晶も採れる山で、
帰る間際に奇跡的に水晶を発見したので、この水晶も使いたいとのことなので
この水晶と、石を使って、指輪を作ることにした
水晶って、こうやって石の空洞部分や隙間にできる。
(この前方のは水晶ではない)
この水晶ができたのも、気の遠くなるような 遥か昔の話
水晶ができる時間と、2人の間に流れた永い時間をリンクさせて
男性の指輪を石に見立てて
その中の空洞で、2人が採ってきた水晶ができたイメージで
(内側に水晶がはめれるようにしました)
指輪の外側は、この石のテクスチャーを写し取った
女性用は、山の小石や砂を固めて指輪にしました
彼女は出雲に縁がある人で、
出雲は砂をお守りにしているので
ちょうどいいなぁと、こないだ出雲に行って思った
この砂はどこから来たのかな
彼らがかつて、時を共にした頃にも
この砂や石は、あの山にもうあったのかな??
そんなこと想いながら作ってました
みんなそれぞれに物語があって
それを聞かせていただいて、一緒に出会った奇跡を感じて祝えるので
マリッジリングの製作は本当にむちゃくちゃ楽しい!
(K18WG 、K10YG)
素敵なお話ありがとうございました!
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ウチの家の前に 思子淵神社さんという
とっても素敵な神社があります
参道が苔むしていて、トトロがいそうな深い森の雰囲気で
遊びに来てくれた人も
みんな素敵なとこやなぁーと
好きになってしまうような場所でした。
私も大好きで、家の前にこんな大好きな場所があるというのは
本当に素敵なことで、
むぎや月や青や
みんなでよく遊びにいってました。
シコブチさんに対する自分の気持ちを言葉で表すと
頼るというか、懐くという感じかな。
私は本当によく懐いていて、しょっちゅうシコブチさんの参道で過ごしていた。
こないだ10月に大きな台風が来て
家が揺れるほどの、ものすごい強風が吹き荒れた。
夜中に聞いたことのないバギギッというかガシンッというか、めちゃくちゃ大きい怖い音がした
翌朝見に行ってみたら、シコブチさんの参道の木がめちゃくちゃに倒れていた
モミの大木までもが折れたり、
根っこごと、倒れたりしていた。
石の鳥居までも、倒れてきた木が覆いかぶさり割れていた。
この一帯、猛烈な風の通り道だったんじゃないかと
後から言われた。
あんなにみんな大好きなシコブチさんがそんな風になるなんて。。。
ショックでショックで言葉を失った。
大木がいなくなる喪失感。寂しくて仕方なかった。
12月に入って、ようやく修復に為の伐採が始まりました。
ウチの旦那は木を伐るのを生業にしているので、手伝わせてもらってます。
全部で100本以上の木を伐ります。
そんなに倒れたのか。。
スッキリしすぎて、むちゃくちゃ景色が変わるだろうな。
ひっそりとしたトトロの森のようだったのに。。
苔も数年かかるだろうな。。
というか。陽当たり変わるだろうし、どうなるだろうな。。
とても良い時代の、シコブチさんの参道を私は見せてもらったんだなぁ
モミの大木がいなくなって、広くなった空を見上げて思う。
この世にずっと変わらないものなんて、何一つないもんなぁ
あの深い森を感じれる時代に居合わせれたのは、当たり前じゃなく幸せだったんだなぁ
またあんな、トトロみたいな参道になるには、100年くらいはかかるかな。。
もっとかな?
青の次の次の世代の人たちは、またトトロの森味わえるかな?
そう思うと、そんなに遠くないように思えてきた!
それなら今、負の遺産になってしまっている山も
思い切って諦めず手を入れたら、100年後には景色がかわるなら
本当に早く良い方向に進めていけたらいいのにな。。と
とても前向きに思えてきた。
シコブチさんの冬イチゴを食べる青
木が倒れなくって、大木までもがいなくなったシコブチさん
センチメンタルになる気満々で行くんだけど、
ここにいると、何とも言えぬ、前向きな気持ちになるのは
私だけなのだろうか??
修復工事が始まった日、本殿はとっても穏やかでした。
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あの熱い光輝く物体(おひさま)は、毎日あっちの方から昇ってくるな。。
一体むこうは、どうなってるんだろうか?
見に行ってみようか?
人類の旅の始まりは、そんな理由だったのではないだろうか???
(アフリカ大陸から地球全体に流れていくときの何百万年前の話。
ユーラシア大陸をどんどん東へ東へと流れていったよね。。)
と、今日の朝日を見て思った。
単純に、あの光(おひさま)が毎日やってくる方向というのは
とても気になるだろうな。。
向こうは、あんなオレンジ色の世界が広がってるんだろうか?
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(2013年10月23日に途中まで書いてた記事を仕上げてUPしました)
アッバス・キアロスタミ監督が脚本を手がけた 「柳と風」 を見た
ひっさしぶりのイラン映画だった。
そうだ、私イラン映画めちゃくちゃ好きだったんだ!!
この数年すっかり忘れてた!
高校の時に、「パンと植木鉢」は
店員さんに「前も借りられてますよ?」と
突っ込まれるほど、何度もレンタルしてみてた
あの乾いた土の感じや、風や色
とにかく色んなものがたまらなくって。。
イラン映画のその気配を思い返すだけで、なんだろう!?
イラン映画見たすぎて、喉の奥から何かこみあげてくる!
何だ?
手?!
これが、喉から手が出そうって形容するべき状態なのかな?
一体何求めて、喉から手まで出そうになってるんだ?
あの乾いた風?
土壁のカサカサした、ピンクのようなオレンジのような色?
そうか。。
色なのかな。
乾いたあの色。
よく考えてみると、
私はメキシコのオアハカで見た夕日にも、その同じ色を感じていてた。
その色が好きすぎて、求めすぎて
家の壁のどこかにその色を導入したいなと
高校くらいからずっと思ってて
今の家のリビングの壁の色は
ピンクというかオレンジというか、その色を目指した。
(ちょっとピンク味が強すぎた。。)
子ども部屋にしたと勘違いされるけど違う!
20年来の夢を実現させただけです。。
何でこんなにも、あの乾いた土の色を心が求めるのか。。
40まで生きてきて、今の時点では
この世で一番好きな色は、あの乾いた土の色だと思う。
ピンクのようなオレンジのようなカサカサとしたあの色。
と、書いた翌朝
昨日買ったバケットに挟む為のレタスをとりに畑に出て
朝焼けの色を見て、あぁーあの色は、お日さまの色でもあるんだなぁと納得
お日さまが出て来た時と、帰るときに見せてくれる色
お日様がいるから生きれることを改めて感じて、
あぁ地球ってなんて素敵なとこなんだって思わせてくれる あの色
なんだかめっちゃ楽しい!
SNSは、人が見えすぎてて
どうしてもカッコつけてしまうというか。。
カッコつけてるつもりでも
嘘ではないんだけど、自分のいい部分出してしまうから
使い込むと、いつの間にか、距離感が出てしまうというか。。
使ってはいるけど、いつまでたってもまだ苦手感があって。
単純に見てる人いると、どうでもいいこと書けないタイプだから
むいてないのかなぁ。。
SNSが定着して、blog書く人減ってしまったよね。
この人いい文章だなぁとか
この人ならどんな風に考えるだろうとか
好きで数年前までは何人か有名無名問わず見てた人がいたけど
その人達も今はblog止まったまんまだもんね。
好きな文章読めなくなるのは、やっぱりちょっとさみしいなぁ。
その人のSNSでの発言とblogってやっぱりちょっと違うもんね。
SNSだと薄まっちゃうというか。。
私も人のこと言えないけど。。
SNSを使い出したのと、子どもができて
なかなかblog書けなくなってた。
あ、いや、違う!
そうだそうだ!
書いてて思い出したけど
アクセスが増えて身近な人や近所の人に
blog見てるよと言われはじめたり
SNSと連動させたことがあって
書きにくくなって、面白くなくなっちゃったんだった。
こうして、好き勝手書くほうが
私の性にあってるんだろうなぁ。
書いてておもしろいもん!
blogって、私の場合は、今、誰かに読んで欲しくて発信してるというより
いつかタイミングのあった誰かが読んでくれたらいいなぁと、
時空を超えて、空間にポイっと投げかける感覚があって
その宇宙空間に投げかける感覚?も、なんかいいしね。
またどこまで続くかわからないけどね。。
書きたい時は書いてみよう。
]]>
2013年8月に書きかけになってた記事を
仕上げてアップしました
↓
「え!?そんな映画やってたん!?」
数か月前、レオスカラックス監督の新作映画が上映されてると知って
全く気付かず生きてた事がとてもショックだった。
レオスカラックス監督のポンヌフの恋人は、高校生の時に見た。
バイト先で知り合って、妹のようにかわいがってもらってた
大好きだった「えっちゃん」の好きな映画リストに入ってたからだ。
えっちゃんは、大学生で、当時高校生だった私は
綺麗で大人でオシャレな えっちゃんに憧れてた。
えっちゃんと手紙をやりとりしていた。
その頃、好きになったひとが宮崎に行ってしまって
思い悩んでいた一方通行な恋愛の相談をしてたんだけど。。
そんな男やめたほうがいいよ。という内容の最後に
「愛してしまったのなら仕方ないけどね」
と書かれてて
同級生の友達に相談してる時には絶対出てこない、
愛してしまったなんて言葉に
わぁ〜えっちゃん、大人ァ!カッコイイ!!
とドキドキしまった。
あ、愛って!
今は制服着てるけど、私たちも、もうすぐ大人になっちゃうんだなぁ。。
と照れくさいようなくすぐったさだった。
そんな手紙のやりとりに、
えっちゃんの好きな映画と本のリストがあって、
高校生の私には、全く見たことない映画が並んでた
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ポンヌフの恋人
存在の耐えられない軽さ
プリシラ
ひまわり
限りなく透明に近いブルー 村上春樹
白秋 伊集院静
・
・
・
・
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
今だとメールのやりとりなんだろうけど、
手紙だったので、文字ごと覚えてる。
小さくてコロコロとしたボールペンで書かれた文字
まず「ポンヌフの恋人」を観てみたんだけど、
今まで見てた映画と全然違って、
強烈に印象的だった!
それからフランス映画を観るようになった。
久しぶりに、あのヒリヒリした感じを味わいたいんだけど
この辺りでは残念ながら手に入らないので、
ポンヌフの恋人見たさに、宅配レンタルの会員になってしまった。
ポンヌフの恋人を観て
そうだった!!映画って面白かったんだ!!!って思い出した。
最高にドキドキ、ヒリヒリした!
この数年ちゃんと映画を見てなかったことを激しく悔いた!
乾いた大地に水が染み込むように、
丁寧に作られた愛ある映画が身体に染み込んでいく。
なんかいつの頃からか、こういう映画を見かけなくなった
私が気づいてないだけかもしれないけど。
なんか正しい感じが多くってさ。
時代の流れが大きいように思う。
またワクワクしたくって、
レオスカラックスの「アレックス三部作」の
「ボーイ・ミーツ・ガール」と「汚れた血」を観た。
すんごい興奮した!
自分の年齢とか国籍とか何もかも吹っ飛ぶ感覚で
もう最高だと思った!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この当時はまだ青がいなかったもんね。
あぁ〜映画みたいなぁ〜〜〜
子どもが小さいと全然映画観る余裕ないもんね。。
随分前に書いていて、UPせずにいた記事を
思い切ってUPしました。
躊躇ってUPしてなかったのに
いいかって気になれたのは、
出雲で出会った黒猫ちゃんのおかげかもしれない。。
↓
2016年5月30日にむぎがいなくなった後で、
2016年8月に青とインドネシア バリ島に行ったんだけど
どうしても、9/7に私はバリにいる必要がある!と
理由は全く分からないけど、
9/7、9/7!!と頭に浮かんで仕方がなかったので
直感に従って滞在を伸ばして 9/7にバリにいることにした
そしたら、2016年の9/7はバリ島のガルンガンというお祭りの日だった!
ガルンガンは210日に一度バリ島ではとても大切な日で
精霊や先祖の霊がバリ島に帰ってくる、日本のお盆のような日
ガルンガンの時に、むぎ会いにきてくれるつもりなんかな??
ガルンガンを調べているうちに、
ふと?もしかして。。と思って調べてみたら
私がむぎに出逢った日
2008年8月20日もガルンガンだった。
な、なに!?すごすぎるやん!
むぎ本当に一体何者!!??
ガルンガンにやってきて、むぎのときいたるにいなくなるって!
何で私が知らないこといっぱい知ってるん???
ガルンガンの日、朝起きてみると驚くほど空気が穏やかで
陽射しが本当に丸くて丸くてあたたかくて
先日、出雲の神迎祭の日の空気も、とても穏やかだったので
バリのこと少し思い出した。
ガルンガンの日は、明らかに昨日までと全然違う特別な空気だった。
出雲も、やはり神迎祭の日だったから、あんな空気だったのかもしれない。
だって、どうにもこうにも穏やかすぎた。
(お供えものこんな感じで詰め込んじゃうの!?さすがバリ!)
バリで滞在していたお宅のファミリーがお参りに行くという
近所の小さなお寺でお参りさせてもらったんだけど
お寺の中の空気の美しさに、涙が次から次に溢れてきて
横に青もいるし、バリ人も何だ?と思うだろうと思って上を向いて涙が流れないようにしてたんだけど
ごまかしきれなくなって、諦めておいおい泣いた。
ただ空気が美しいということに、こんなに泣けるのかというくらい泣いた。
自分でもビックリした。
ものすごく癒された
ガルンガンの日はバリ島にいる人達が朝からみんな祈ってるからなのかもしれない
祈るって本当にすごいパワーだ。
この空気やと、そりゃ精霊もご先祖様も帰ってくるよ
なんか人間って、この世ってすごい!って思う
バリの人達は当たり前なのかもしれないけど、
1人で深く深く感動した。
先日、出雲大社の命主社で黒猫ちゃんに出逢って教わった感動に近い。
目に見えないことと、こんなに密接に暮らすバリだから
こんな空気になるのかもしれない。
空気というか、光といった方がいいのかもしれない。
光といったらスピリチュアルな怪しい感じに思われてしまうかもしれないけど、
ガルンガンのバリも、出雲の神迎祭の日も
光が溢れていたとしか、言いようがないので仕方がない。
ガルンガンの日の朝、青がプールに入るというので
早く街の様子を見に行きたかったけど
はやる気持ちを抑え、青とプールで遊ぶことにした
(お寺でお祈りした印に おでこと首元にお米をはってもらえる)
水に入ってたら、光がますます綺麗で
こんな光の中水遊びしてる贅沢を味わってたら
突然ものすごくハッキリ浮かんだ言葉があって。
むぎはその為に、ガルンガンに私を呼んでくれたのかなと思った。
あの水の中で感じた光、今でも時折思い出す大切なものになった。
そういえば、出雲の日御碕神社で引いたおみくじも、バリでもらったのと同じメッセージだ。
日御碕神社はとても優しい気がしたので
ここのおみくじなら、優しい言葉もらえそうだと思って
最近引かないおみくじを、久しぶりに引いてみたんだ。
ひらいあんも、ものすごく珍しく引いてみて
不思議なほどそれぞれ2人とも、これから道を示す内容だった。
今これ書いてて気づいたけど、出雲の神迎祭と、バリのガルンガン
すごく感じたことの共通点が多いなぁ。。。
そうそう、この光!
こないだの出雲の神迎祭の日と、とても似てる
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27日、いよいよ出雲大社へ
ちょうど神迎祭のタイミングなんて本当にラッキー
旧暦10月10日19時から、大社近くの「稲佐の浜」で「神迎祭」が行われる
出雲大社って、そもそもどんなところなんだ??と道すがら、
ガイドブックで得た情報によると
出雲大社のご祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)
ダイコクさんとも呼ばれるようなんだけど、ダイコクさんって、あの大黒さん???
え?あのインドから来たダイコクさん???
ん??日本の国を造る神話なのに???
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大国主大神が築き上げた地上の国を、天界の天照大御神に譲る際に
条件として求めたのが、壮大な宮殿の建設だった
これが出雲大社の起源といわれる。
その後、大国主大神は幽事(かくりごと、目に見えない世界)を司ったことから、
縁結びの神として信仰されるようになった。
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(なぜだかハイハイする青)
出雲大社に入った途端、なんだかすごく大きなものを感じる
なにこれ?安心感???
伊勢神宮の凜とした空気とは全然違って、なんだかハッピーな気分になってきた。
とにかくすごく癒されるなぁ。。
縁結びの神様って言われるのも本当に頷ける。
今日は神迎祭だし、余計に穏やかないい空気なのかな?
今まで感じたことないレベルの穏やかさ
居心地よすぎて、青も遊び周ってて、すごく長居してしまった
なんか、いっぱい詰め込んだ計画立ててたけど、
もうここにいるだけで幸せだし、もういいわ〜って気になってきた
青が広場で走り回っていたので
私とひらいあんも、まったりしてたら何かゴミみたいなものが2つ落ちてた
近寄ってみると、未使用の透明の袋だった。
ゴミ箱も見当たらないし、ま、汚くなさそうだし後で捨てようと、とりあえず拾ってポケットに入れた。
ん?
私そういえば、「稲佐の浜」の砂をとって入れておく袋を持ってくるの忘れたなぁ
(稲佐の浜の砂を持ってくと、素鵞社の砂と交換してお守りにできる)
って、ちょうど今思ったよね?
そしたら袋を見つけたけど、もしかして出雲大社の神様がくれたのかな?
ってか、今思ってすぐって、対応めっちゃ早くない??
出雲の神様すごいな!
でも、袋2つあったなぁ。2つもいらないんだけど。。
(なんて思ってたら、翌日気付いたらポケットの中の袋は1つになっていた
他の必要な人のところに行ったに違いない。。)
ゆったりのんびりしすぎて
もうすぐ本殿なのに、なかなか辿り着けず参拝できない。
青はハトを捕まえようと追い回すのに夢中になっている
神様にお参りしようよと誘ってみたけど
「ハト捕まえたいからイヤ〜〜」と、あっさり断られる
「ねぇねぇ、さっきからなかなか捕まえれないしさ、
神様にハト捕まえさせてくださいってお願いしてみたら?
母ちゃんもさっき神様にビニール袋もらったよ。
青のお願いも聞いてくれるかもよ?」と説得すると
ようやく青も納得して張り切って本殿へ向かう
入ってからどれくらい時間が経ったのか、ようやく出雲の神様に参拝
参拝して、向き直って本殿を後にしようとしたら、
青の足元に、ハトの羽根が落ちていた
「あ!神様、青にハトの羽根くれたんじゃない!?
きっとハトは捕まえたらかわいそうだからって、羽根をくれたんだよ!」
羽根に満足して、青ももうハトを追いかけなかった。
出雲大社(命主社 いのちぬしのやしろ)
ここで出会った猫、いなくなってしまった最愛の猫むぎとなんだか似ていて
本当にとても深く深く、心底癒された
そうそう、むぎもこんな猫だった!!
なんていうんだろう。。
生命が存在するだけで別の命を癒せること。力を与えれること。
そのことを久しぶりに思い出させてくれ感動した。
命主社で、生命に深く感動して癒されるなんて、偶然と思えない。
心の深いところにポッと火を灯してくれた。
黒猫ちゃん、本当にありがとう!
青が、この黒猫ちゃんから離れた後に
「むぎ兄に会いたい」と泣きだしてびっくりした
むぎは青がもうすぐ2歳になる前にいなくなった。
3歳だけど、この黒猫ちゃんに出会って、むぎのこと思い出したのかもしれない。。
なんだか癒されまくって、出雲大社を後にする
そして、砂をいただきに、大社から徒歩20分の「稲佐の浜」へ
ここは、今晩、全国の神様をお迎えするところ
な、な、なんだこの気持ちのよい、またまた癒される場所は!?
今晩、神迎祭するから、特別な空気なのか?
いつもこうなのかな?
さっきの出雲大社から思ってけど、出雲この癒しパワー何?
穏やかで大きすぎる。
全国の神様たち、きっと癒されに来るんだよ!
もちろん、根拠も何もない、私が勝手に感じただけのことなんだけど
だけど、絶対そうだと思う!
ここにいるだけで、幸せすぎて動けない
ものすごくのんびりした。
走り回って転げ回って遊ぶ青
本当になんて素敵な場所なんだ!
言葉にしようが無いんだけど
(大国主大神が目に見えない事を司る神様だから仕方ない!?)
とにかく出雲大社と稲佐の浜だけで、もうお腹いっぱい!
そのあと、日御碕神社で夕日を拝んでから
いよいよ神迎祭
(画像がなかったので観光協会の画像拝借)
神様をお迎えしたら 出雲大社にお連れする
この白い布の中に神様がいるのかな??
出雲大社に神迎祭の様子を彫刻した壁があったんだけど
この鏡餅みたいなの蛇になってるね。。
さすが龍蛇信仰!
そして翌朝の神在祭
いつもは扉が閉まっている 神様のお宿 十九社
昨日神様が来られてので扉も開いています
神話って実際あったのか、誰かが後付けで考えたお話なのか
どうなんだろうか??と思うんだけど
こうして今なお荘厳に守り続けられていて
日本はその上に成り立っている国だということに
一番感動する
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須我神社は、巨石信仰でたどり着き、奥宮の巨石を見に行った
山道を5分くらい上がると鳥居が見えて来た
その先をまだ上がっていくと
素敵な巨石現る!
巨石目当てで、神社の由来とか知らずに現地で知ったんだけど、
ここは、須佐之男命(スサノオノミコト)と奇稲田比売命(クイナダヒメノミコト)が
日本で初めての宮を構えて暮らしたとされる場所らしい
スサノオノミコト
古事記や日本書記では激しいイメージなのに、
この須我神社は、なんだかとても大きいあたたかいイメージ
なんかイメージ違うなぁ。。と違和感を覚える
翌日お参りした出雲大社内の素鵞社(そがのやしろ)も
ここが「稲佐の浜」から持ってきた砂を交換してもらえる社
これが神様をお迎えする稲佐の浜(めちゃくちゃよいところ!!)
須佐神社も同様の違和感を覚える
須佐神社はスサノオノミコトが、
「この土地は狭いが素晴らしい住み良い所である!この土地に自分の名をつけよう!」と
御霊を鎮めた場所だという
スサノオが気に入っただけあって、とてもよいところ。
ここもまたまた穏やか。
スサノオの激しいイメージはない。
なんだろな。。この違和感は。。謎は深まるばかり。。
須佐神社から大社方面へ帰る道中、
ぼーっとしていたら(旦那が運転してくれるので、ぼけっとできる)
丸い穴からブワーっと、マグマのような真っ赤な火の粉が飛び出してくるイメージが
突然頭の中をよぎった
なんだ今の?
奥出雲のタタラ??
スサノオとタタラって何か関係あるのかな?
早速、Google先生に聞いてみることにする。
そしたら、なんと、
私が出雲に来てから感じてた違和感と、さっき一瞬見せられた炎は繋がっていた!
古事記や日本書記のスサノオノミコトは、
ヤマタノオロチを退治した勇ましい激しい男なんだけど
出雲風土記など、出雲でのいわれによると
スサノオが退治したヤマタノオロチの正体は、
タタラ製鉄のそものではないかという説があるらしい。
すなわち、タタラ製鉄の技術を持ってきたのがスサノオだという説
古事記でも、ヤマタノオロチの体内から、スサノオが剣を取り出してきたという記述ある。
それは、タタラ製鉄で剣を作るということそのもの。
ヤマタノオロチの真っ赤な目は、溶けた鉄を表す
あ、さっき見た、丸い穴から吹き出すマグマのような赤い火の粉は
やっぱりタタラなんだ。
大蛇の目なんだ!
出雲に入ってから、ずっと感じてたスサノオへの違和感がようやく納得できた!
諸説あるけど、私は、ヤマタノオロチはタタラ説に一票!
出雲だから感じれることなんだろう。
あぁ〜土地に教わることってやっぱり楽しい
子ども向けのイベントがあり忙しかったので
終わった直後に、
よし!11月は自分のための時間でどこか旅しよう!
そうだ、前々から行きたかった出雲へ行こう!と思い立つ
今、結婚指輪を依頼してくれている方が
出雲にルーツがあり、行ってみたらとても良かったと言ってたので
近いうちに行けたらなぁと思ってたのと
前から気になっていた出雲の「巨石信仰」にも触れてみたくって。
早速、ダンナさんに11月中旬ころはどう?と相談してみたところ
11月は難しそうなので12月にしようと言われる
まあ急だし仕方ないか。。でも12月なんてもっと忙しくなりそうだし
年内の出雲は無理かもなぁ。。と半ば諦めていたら
11月27、28日とその辺り予定が変更になってぽっかり空くんだけど
お天気も良さそうやし、その日に出雲どうだろう?と、3日前に提案があった
やったー!11月に出雲にいける!急だけどその日に行こう!!と
出雲情報を調べてみると
なんと、ちょうどその時期は神在月!(旧暦の10月)
しかもしかも、27日は旧暦の10月10日にあたり、
全国の神様をお迎えする、神迎祭をするというではないか!
神迎祭!これはラッキー!
人が多そうなのが気になるけど、
神様迎える日に立ち会えるなんて、そうそうないチャンスだ!
出雲の巨石信仰を感じるには、どこを巡ればいいのかなぁ。。と色々調べていくうちに
面白いことに気づいた。
神迎祭で、神様をお迎えする場所である「稲佐の浜」の砂を持ってきたら
出雲大社の素鵞社(そがのやしろ)の砂と交換して、砂をお守りにできるそうだ!
何そのシステム!最高に素敵じゃない!?
それに、出雲大社近くの日御碕(ひのみさき)神社にも、
御守り売り場には並べていない、言わないと出してもらえない砂のお守りがあるらしい。。
な、なんと!?砂のお守り!?
しかも密かにある感じが、また最高に素敵!!
どういうわけか、私は砂や土が好きで
思えば社会に出てちょっと疲れた20歳の頃、初めて国内一人旅は鳥取砂丘に行ったし
砂漠の写真集を買って、ニマニマ眺めているし
いつの頃からか、土に埋もれ癒されたいという願望を持っていて
畑をはじめて、土が身近な環境に移住してきたし、
最近は自分の手で井戸掘りしたいなぁなんて考えている
(自分で深い穴掘って、土の断面見れるなんて最高にワクワクする!!!)
それに、自分が作るアクセサリーでも、たびたび、砂をお守りにしようとしている
奈良県の天川の砂を、月のモチーフの中に込めた「月の砂」2007
バオバブの種のモチーフの中に、
アフリカのバオバブの木の根元の土を込めた「バオバブのタネ」2010
天川の川底の砂で指輪を作った「天川の砂」2017
そして今作っている、出雲に縁のある方の結婚指輪も砂を使おうとしている
ちょっとちょっと!
出雲の神様と私って、めっちゃ気が合うんじゃないの!?と
調子のいい解釈で、勝手にテンションが上がり、俄然、出雲に興味が湧いてきた!
ガイドブックやネットで調べた 巨石&砂を感じれそうな場所と、
出雲行くならここ行っとけ!的な場所をいくつかピックアップしたけれど、
子連れでこんなに周りきれるか!?と、さらに厳選し絞り込んで旅の予定を決めて
いざ出雲へ!
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憧れの四万十川へ!!!
何なんだろう!?
この良さは!!!
ただただ水が美しいからか??
この水量がいいのか??
ここに立ってるだけで、嬉しくって仕方ない!
自分の身体の奥底から嬉しさがこみ上げてくる。
この嬉しさ、一体どこからこみ上げてくるんだろうか?
私が水が必要な生き物だからか?
だからキレイな水に心踊るのか??
高知の自然の壮大さに、驚くばかり
青って生命が元気になる色なんだろなぁ。。
また絶対、四万十の水に会いに行くよ!
空がとても広いので
夕方、空を眺めてたら
一番星が出てくる瞬間を見た!
フワっと、まだほのかにピンク色の
薄暗くなり始めた空に浮かび上がってくるんだ
子育てしてたら、何でもすぐに忘れるんだけど
あの 星が生まれる瞬間のフワっとの感触は
きっと忘れないだろなぁ。。
翌日には流星群もいっぱい見た
高知の西の果ては 海の青さもすごかった
遠いけど、また絶対行くよ!!
ブログなかなか更新できてません。
Instagramやってますので、
よかったらそちらもどうぞ
(って、たいしてupできてないけど。。)
ワダマキInstagram
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文章を書き記していくって
「自分の手のひらに星を集めるようなものだ」って
この言葉をイメージしたら
手のひらに星が集まってきて 最後に月が手のひらに墜ちてきた
夜中に突然浮かぶ言葉は、いつだって力を持っている
思い立ったらすぐに飛び出せる!
自然の近くで暮らし始めたら
その境界線がくっきりあるのが、煩わしく感じてきて。
土と近い暮らしをしたかったので、わざとそんな空間にしたのですが。。
その影響か、青は靴を全然履いてくれない。
家の前は芝生にしてるのでいいんだけど
畑にもずかずか裸足ではいってくる。
はじめは、畑に結構毛虫もいるから踏んだら怖いし!と
靴を履かせようとしたんだけど
履かせてもすぐに脱いで、気付いたら裸足になってる。
もう履かせるのも面倒くさいので、
これが毛虫やで!ムカデも触ったらアカンで!!と怖いものだけ教えて、
踏んだら踏んだ時や!と開き直って、やりたいようにさせることにした。
自由を手にいれた青は、のびのびと裸足で土の上で遊んでる。
しかし、案外と毛虫とか踏まないものである。
意外だった。
踏むか踏まんかわからん、もしかしたらのために、
私はこの楽しさ止めたらあかんよなぁ。。と改めて思った。
そんで石がゴツゴツで足が痛いときは
「くつはくー」と言って自分でちゃんと履いたりしてる。
大人が勝手に判断しなくていいんだ。
しかし、家の周りだったらいいんだけど
どこでも裸足になろうとする。
スーパーやお店で買い物してても、道路でも裸足になろうとする。
道路はガラスとか散らばってそうで、危なそうなとこは、さすがにとめるんだけど
スーパーやお店で、はだしなんて、何の害もない。
でも、人目を気にして、靴履きなさいって履かせたりするんだよね。。
人目を気にして。。
突き詰めて考えたら
自分がちゃんとした大人に見られたいからだなぁ。。
青が裸足で気持ち良い!より、自分がちゃんとした大人に見られたいをとるのか???
子どもが裸足!って、いまどき日本で全然見かけない。
今のこどもって綺麗だもんね。汚れたら怒られるし。かっこ悪い?
あまりに気持ちよさそうなので、
私も裸足を味わってみることにした
青は庭で裸足で、ううあ(UAがNHKで歌のおねえさんしてた時の歌を聴いて以来ハマっている)になりきって
よく歌ってるんだけど
一緒になってやってみたら、超気持ち良い!
(口はお得意のマジックでメイク。黒の日もあってそれはちょっとコワイ。。)
青はこんな気持ち良いことしてたんか!!
女性アーティストでよく裸足で歌ってる人がいるけど
気持ちが少しわかった気がした。
裸足で歌うのって、めっちゃ気持ち良い!
そういえば、私も裸足が好きで、
20代の頃、酔って夜中に帰る時、駅から裸足で歩いて帰ったりしてたなぁ。。
夜中だと誰にも気づかれないような気がして。
みんなが寝静まった後の、自分だけの世界。
社会に出て行くと、ああいう時間ってとっても大事だよね。
どう見られたいとか、どう思われたいんとか、そんなん何にもない、ただの自分の時間。
その時に、靴履きなよって言われても、
嫌だよ!気持ち良いからやってるんだからさ!ほっといてよ!と言い返したに違いない。
そうだよねぇ。。
気持ち良いからやってるんだよね。。
こんなに堂々と裸足を楽しめるって今だけだよね。
親だからって、あなたの世界に踏み込んじゃいけないね、本当に。
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年子の男の子(2歳3歳)の
子育て真っ最中のご夫婦の指輪を作らせていただきました
2歳と3歳の年子!!しかも男の子!!!!
2歳の子育て中の身としては、聞いてるだけで恐ろしい!!!泣
ファッション大好きおしゃれカップルなので
カッコイイのにしたいなぁと、
ゴツゴツした指輪のがお好みなので
そんなカワイイさかりの、やんちゃっこ達に粘土で造形してもらいました
ひび割れてたり、いびつだったり
大人だと狙っちゃうから、こんないい感じにできない
これ指輪になったら、めっちゃカッコイイやん!!と
ワクワクしながら丸めて指輪にしました!!
女性用はホワイトとゴールドの2連
男性用は太い指輪一連
どちらも、ホワイトゴールドの方に
結婚記念日の石 翡翠(ひすい)を埋め込んでいます。
翡翠の小さなカットされた石は海外マーケットも、どこを探しても見つからず
(翡翠の特性上、そんな小さくしない)
業者さんに無理なお願いをして、特別にカットしていただきました
1mmと1.5mm!!??
翡翠をそんな小さくするなんて!もったいない!!と
業者さんもビックリされましたが、無理難題を引き受けていただけて良かった。
お互い子育てしながらなので、
やりとりに時間がかかり、一年がかりの仕事になってしましましたが
なんとか、カタチになりました
毎日外で働くお父さんとお母さんが
子どもの造形を身につけてる感じが、がんばるお守りみたいでいいなぁと思いました。
気長におつきあいいただき、本当にありがとうございました!
(K18WG、K18YG、翡翠)
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個性的なカップルのマリッジリングを作らせていただきました。
依頼主の 好きなものを聞く中で
浮かび上がってきたデザイン
ランプや、星の王子様の点燈夫が好きな方なので
点燈夫の住む星の世界を指輪にしました。
星の王子様が唯一友達になりたかった点燈夫
サンデグジュペリの独特の世界観
絵のふわふわした線の雰囲気を大切に制作しました
点燈夫の星が 男性の指輪
ちゃんと街燈がさせるように、星の表面に穴があいています。
彼女に粘土で造形してもらい、それを丸めて指輪にしました。
なので、指紋など残っているので、そのままあまり表面を仕上げずに指輪にしています。
穴を見せずに裏を表に着けてもカッコイイ!
そして、点燈夫が持っている火を灯す棒を、ぐるりと指輪にしたのが 女性用
火の部分はトパーズ
この2mmのトパーズがどこにもなくって探し回って
タイのマーケットに唯一、一個だけあった、レアな石!
彼女の星座石がトパーズで、
トパーズは、サンスクリット語の「トパス(火)」が語源とも言われており
火を表現するのにちょうどよかった。
エジプトでは、暗闇に光をもたらす魔法の石とされています。
そして。。
街燈は、家でお留守番
たまに一緒にお出かけできるように、ネックレスにもなります。
街燈のライト部分は水晶の欠片を使いました。
個性的なカップルなので、二人の世界観に合う面白いデザインにしてみました。
一見は普通の指輪なのですが
自分たちにしかわからない物語を込めるのが
私の得意とするところです
何もないところから 物語をつむぎ
だんだんとカタチになっていくワクワク感
それを一緒に味わってもらえるので、オーダーラインは本当に楽しい!
青が昼寝してる時間や
旦那さんが雨で林業の仕事が休みの日 コツコツ作ってるので
付き合いが長くなるので
手放すのが寂しいくらい どの指輪も気に入ってしまう。。
楽しい時間をありがとう!
末長くお幸せに!!!
Tsumugiのサイトを作りました
http://tsumugi.mazarbebracha.com
]]>
作らせていただきました。
どちらも小麦!!
そして依頼内容が、
うどんとシフォンケーキどちらもを構成する
「むぎと水の事を想いながら作って欲しい」というものでした
ほんわり柔らかな雰囲気の大人カップルなので
さりげなく、むぎを表現できたらなぁ。。
そして、むぎのことを想い続けて
指輪の表面に、むぎの穂のテクスチャーを写し取りました
指輪が細くてわかりにくいかもなので
実験してた真鍮サンプルの画像も載せます
むぎのツンツンした穂先を表面に押し付けて
そして、彼女の描くイラストがとても可愛いので
「むぎと 水」のイラストを描いてもらって、指輪の内側に彫刻しました。
象形文字のようでカワイイ!
女性用はイエローゴールド
男性用はホワイトゴールド
とても真剣に、むぎのことを想い続けていたら
遠い未来に、この指輪が発掘されるようなことがあったら
この指輪を身につけていた人たちは
麦と水をとても大切にしていた人たちなんだ!と
時代を超えても、二人のことを分かってもらえそうな指輪ができました。
私は猫の名前もむぎだったくらいなので
むぎを想う時間、本当に楽しかった。
素敵な時間を ありがとうございました!
末長くお幸せに!!!
]]>
近所を散歩していて
前々から、青が 「これは誰のお家?」と聞くので
「お地蔵さまのお家だよー」なんて話してるうちに
お地蔵さまが目につくようになってきて
お地蔵さま探しがはじまった
よく見れば あんなとこにも、こんなとこにもある
あお〜!塀の中にもあるよ!!
お地蔵さまを見つけた時の嬉しさったらない!
家の角や、畑の隅っことか、
なんとなく、お地蔵さまのいそうな場所を探して回る
あ、今度は木の下にあったよ!!
そして、スタンプラリーのように
拝んでまわる。
あ!あそこにも、お地蔵さまらしき石があるよ!!
遠くから目に付いたので、駆け寄ってみると。。
な、なんと!違う!
お地蔵さまじゃない!
むむ。ここのお宅、石好きなのか??
石をとても大切に扱われてるのがひしひし感じられる
むむむ!!
その斜め向いのお宅もすごい!!!!
こ、こ、こりゃ、完全に石好きでしょ!!!
青も覗き込む
なんとも、素敵なコレクション!!
私が、石コレクションに関心している傍ら、青は何やら石集め
持ってきたのは欠けた石
なんだ、この欠けた石!?と思いきや
これ めっちゃお地蔵さまっぽいやん!!
素敵〜〜〜!
うちのお地蔵様になってもらおう!!
日本人のこの感覚、本当にいいなぁと思う。
日中こんなこと思いっきりできるなんて、
子どもといる時期の特権だなぁ。
]]>
「だれー?また、りんご最後まで食べてないの!?」
青は「お月さま」とひとこと。
ただの食べ残しだと、注意しようと思ったら
お月様みたいやったから 食べなかったんやね。。
失礼しました!
そのあと、うさぎみたい と言って、
皮を指さして笑った
確かに、うさぎやわ。よく気づいたねぇ。。
]]>
Tsumugi(つむぎ)という名で
オーダージュエリーラインをはじめます。
===========================
お守りのようなジュエリーを作りたいと、ずっと思っています。
たくさんの人と出会う中で、ある人に出会い(犬や猫、動植物も!)
一緒に生きていくこと。
そして新たな家族として登場してくる人たちの奇跡。
私にとっては、それが心のお守りです。
そんなそれぞれの物語を指輪に紡ぎます。
==========================
今、4つのオーダーをいただいて
同時に考えていて
どれもが、ようやくカタチが見えてきました。
まず、どんな感じ(テイスト)が好きかをお聞きして
その人の、その人たちの、物語をお聞きし
その好きなテイストに、物語を紡いでいくのですが
はじめは、お互いカタチが見えていないんだけど
話し合い、試行錯誤を重ねる中で
これ以外に正解はない!!というところにたどり着く。
それは、まだカタチになっていない時点でも
「地球に存在して当然!」というほど確固たる存在感を持っていて
私は早くカタチに出会いたくて、ワクワクしながら制作する。
まるで、
地球の中に眠っている鉱物を掘り出すような感じに、とても似ている
この辺りにあるはずだよなぁと、掘り始めて、
その鉱物を含んだカタマリを掘り出して、
周りについてた石や砂を払って
ようやく、本当のその鉱物のカタチに出会う。
それを、自分だけではなく、
身につけてくれる人と一緒にワクワクしながら作り上げていくのが
最高に楽しい!
まだ完成していないのでご紹介できませんが
どの指輪も、とてもワクワクしながら制作しています。
Tsumugi という名は、
私の最愛の犬と猫、月とむぎから いただきました。
3年前にとても大切にしていた月(犬)が突然いなくなり
その1年後、全く同じ日に、青が誕生した。
そして、とても大切にしていた むぎ(猫)までも、1年前
「麦秋至(むぎのときいたる)」という、麦の収穫時期であるという暦の日に
突然いなくなった
嘘みたいな不思議をたくさん残し、
むぎと月、どちらもが突然消えたショックと
そこから、教わったとても大切なことを
どうしても、言葉として表現しきれず、
言葉として表現できないということは、誰にも伝えることができず。。
外に出すことのできないモヤモヤは
心に闇を内包してしまった感じで、
この数年、ずっと抱えて生きていた
その表現しきれぬ闇の先に
まさか、こんなワクワクする世界が広がるとは思わなかった。
むぎ、月、ありがとう。
そして、ワダマキに頼んでみよう!と思ってくださる方達、
どの指輪も、こんなカタチに行き着くのかぁ!と
ワクワク感動しながら作らせていただいています。
本当にありがとうございます!!
]]>
こんなん作りたい!!
11月のある夜、布団の中で天井を見上げてたら
むくむくと頭の中に沸き起こってきた。
久しぶりに、何かが生まれそうな予感に
ワクワク ワクワクして明け方まで眠れなかった。
5年前、思うように作れなくなった。
作りたいものを、形にするエネルギーが弱っているなと自分でわかった。
昔ならジタバタしていただろうけど、
年齢を重ね、ジタバタしても仕方ない事が、この世にはたくさんある事を学んでいた私は
クルっと方向転換した。
その間に、これからの人生の足場を固めておこうと、家を探した。
そして、その家に出会った瞬間に
あぁ、ここは私が子どもを産み育てる家なんだという事が直感でわかってしまった。
しかし、その家は、とても修復が必要だったので
自分たちで自分の住まいをつくりはじめた。(巣作り)
そして、実際 私はこの家で、青を授かり、育てる事になった。
妊娠出産を経てからは、
マリッジリングの依頼を受けて、その人の物語に沿ってデザインを考える事はしてたけど
そういうお題をいただいて、というのではない
全く、何もない状態で
自分の中から沸き起こってきた『作りたい!』は、
本当に5-6年ぶりじゃないだろうか。。
もしかしたら、もうこのまま何も作る事はないのかもしれない。。
とまで、思っていたくらいだ。
私まだ作っていいんだ。。心底嬉しかった。
こんな日がまたやってくるなんて。。
この作りたいと、湧き起こるエネルギーは
失って初めてわかったけど、きっと魔法なんだと思う
誰が何のためにかけるのか、よく分からないけれど
だって、世の中にないものを作り出すんだから。
その魔法は、私を奈良の山奥の天川村へと向かわせ、
凍りつく寒さの中、川の中に入らせ、手を凍らせながら石を集めてきた
そして、青との時間の隙間
夜中や、昼間の途切れ途切れの時間に、
もくもくと作る日々が続いた
奈良の山深くの村に流れる川 天川(てんかわ)
旧暦の七夕の夜、空に輝く天の川と ちょうど流れが重なり
天の川の星たちが、天川に映り込むと言われています。
そして、彦星と織姫のように、川を挟んで
男の神様と、女の神様が祀られています。
その天川の石たちを型取り、ジュエリーにしました。
天の川の星たちを身につけているような気持ちを味わえたら。。
ひとつづつ手作りの一点物です。
シルバーと、
もっと小さい石の K10があります。
BOOKも作りました。
天の川の星たちが、天川に映り込むように
光で星が映り込む デザインにしました
ひとまず、お世話になっている 原宿の gondoaさんの
2/26の4周年イベントで店頭に並びます。
(何とか間に合ってよかった!)
時間的に、とてもwebショップにあげたりできないので
気になる方はメッセージください。
よろしくお願いいたします。
]]>
私がむぎと一緒にいるところを見たことある人は、わかってくれると思うけど
私は本当にむぎが大好きだったし、深く結ばれていたと思う。
むぎとの出会いは屋久島がきっかけ
屋久島は私に初めて「目に見えない世界がある」と感じさせてくれた場所で
むぎはそれを身をもって示してくれた猫だった。
そんなむぎが、ある日忽然と姿を消した。
丸一日家に帰って来なかったのは、怪我をしてた時、一日だけだった。
その日はむぎが夜になっても帰って来なくって、朝になっても帰って来なくって、
そんなことは初めてだったので、心配で心配で苦しくて苦しくて、
「むぎ!ホンマにホンマに心配やねん!!お願いやから帰ってきて!」と
真剣に心の底から、どこかにいるむぎに向かって話しかけたら
その途端、ケガした脚を引きずって帰ってきてくれた。
むぎは、そんな猫だ。
私が話しかけたこと(声に出さなくても)わかってくれる。
そんなむぎがいなくなった。
夜になっても、朝になっても、夜になっても、朝になっても。。。
全く帰ってくる気配がない。
月がいなくなってから、むぎにはいつも
「むぎは最後まで私と一緒にいてね。むぎは私の守り神様なんやから」と
ことあるごとに伝えてきていた。
だから、急にいなくなってしまうなんて、信じられなかった。
ちょうど読んでいた小説が、バリ島が舞台で、バリで行方不明になった女性を
友だちが日本から探しに行くお話で、結局その行方不明になった女性は、
螺旋の描くココとは違う次元に行ってしまったというような 不思議な結末だった。
それを読み終えた朝に、むぎがいなくなったので 頭の中には、
バリの違う次元に行くという螺旋がぐるぐるとしていたので
これは現実なのか何なのか、不思議な感覚だった。
何日か待ち続けた。 しかし、全く帰ってくる気配はなかった。
一体何日経ったんだろう。。とカレンダーを眺めて愕然とした。
むぎがいなくなった 5月31日
「むぎのときいたる」と書かれてある。
な、なに?これ?? どういうこと?
むぎのときいたるって何?
「むぎのときいたる」 秋麦至
七十二侯のひとつ、むぎの実が熟して収穫の頃
と書かれている。
え? むぎは何者?なんで「むぎのときいたる」なんて、古い暦知ってるん??
私もそんなん知らんかったのに。。
言葉のとおり
むぎの決意を、選んだ道を、つきつけられた。
むぎ完全に、もうこの世界にもうおらんやん。。泣
月(犬)に続いて、むぎまでそんな急にいなくなるなんて!!
そんなことある??
むぎがいないのなんて、諦めきれない。
むぎは私の家族だ!!
青に 「むぎにも絶対帰ってきてもらおうな!」と言ったら
「ゆっくり待ってて〜」と言った
え?耳を疑った。そんな言葉ハッキリ喋れたっけ??
当時1歳8ヶ月 まだそこまで話せず、
聞き覚えた簡単な言葉を反芻しているだけの状態の青がはっきりと言った
「ゆっくり待ってて〜」
え!?こんなセリフ誰から聞いたん!?
むぎが言ってたん!?と聞き直したら ニヤっと笑って
「ゆっくり待ってて〜」とまた言った。
ゆっくり待ってて〜は、その二回だけ。
その後まったく口にしなかった。
むぎが、青に伝言を頼んだと信じて、
私はまたどんなカタチでか、むぎに再会するのを待っている。
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2015年7月7日の月
この日に結婚した二人の結婚指輪を作らせていただきました。
彼は、太陽のような名前で
彼女は、夜に開くギャラリー&barをしているので
指輪の中で、月と太陽を表現したかった。
この日の月齢を、指輪の円周で表現しています。
月齢20.5
ホワイトゴールド部分は、月の表面を表現し、
イエローゴールド部分は太陽の光が当たって、輝いています
女性用は華奢なリング
男性用は少ししっかりしたリング
これまた、青との時間の隙間だったので、
完成まで気長にお付き合いいただいてありがとうございました。
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ティーポットを見て、
「カラス〜〜!カラス〜〜〜!」と言う青
ん??
何かなと思ったら
あぁ〜 これね!
紅茶の葉っぱね!
確かにカラスだわ!
夕方 お山に帰るカラスの風景だわ!
遠くからよく そう見えたね。。
そうそう、それだよね
それそれ!
いつの間にか
色んな風景が 心に染み込んでるんだね
びわこでは 最近いつも 裸んぼう。
とても気持ちよさそう。
この心地よい空気が 身体にも 染み込んでるだろなぁ。
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はじめに対応してくれた先生に、
診れますけど、診療代はアナタもちになりますよ?
連れてくるより前に、先に役所に電話したほうが良かったんです。
「拾う」ってそういうことですよと、現実を突き付けられた。
え!?治療費ってどんだけかかるん!?
こんなんめっちゃ高いんちゃうん!?
助かるならいいけど、助からん上に治療費かかったらキツイなぁ。。
どうしよう。。
拾ったんか?私!?
ほっとけんかったし、どうしていいかわからんかったし
助かるかわからんから診て判断してもらいたかっただけなんやけど。。
もごもごと 動揺しまくってたら、猫がバタバタと苦しみはじめた。
(最期の亡くなる寸前の兆候だったんだろう)
横からきた別の先生たちが、苦しむ猫を見て
助からんかも知らんけど、とにかくやってみよ!と診療室へ連れて行ってくれた。
(結局は気持ちで診ていただきました。ありがとうございます!)
けど、先生たちの手に渡って、まもなく息を引き取った。
そして先生が、
役所が引き取ってくれるので聞いてみますと電話してくれた
しかし、猫がひかれた道路が、県道だったようで
高島市にではなく、滋賀県の管轄になるので県に電話してくださいと言われたようだ。
高島の市役所からすぐ近くでひかれた猫のために、
わざわざ滋賀県の職員がくるのか?
高島でひかれた猫一匹もどうにもできんのか?
大人が何やってんねやろ?と悲しくなったので
私がお山に埋めます。と連れて帰って、
ダンナの帰りを待って一緒にお山に埋めに行った。
病院で、口の周りの血を拭いて綺麗にしてもらえてたので、
死顔は穏やかに見えた。
(本当にありがとうございました)
つい今さっきまで生きてた生暖かい生き物は
まだ「生」の気配がするようで、土を被せる行為に違和感すら感じた。
この子はこの世ではどんな人生だったんだろうか?
いまから また土に還っていくんだなぁ。
死ぬって本当にあっけない。
車は生き物が乗るにはスピードが速すぎるんだろう。。
他の生き物にしたら凶器だよなぁ。。
いつだれが車にひかれてもおかしくない。
いつだって何が正解なのかはわからない。
でも、色んな事がルールや制度に縛られ、何だか気持では動きにくくなっていて
人が自分の意思で判断できなくなっていってて
どんどん不自由になっているような気がしてならない。
本来 人ってそんな生き物なのかな?
猫一匹すらルールに従わないとどうにもできないなんて
色んな事が もっとシンプルなはずなのに。
世の中の常識も時代によってあっさりと変わっていくし、
何か迷うときは、生き物としてどうなんやろう?と問いながら生きていきたい。
生まれてはじめて、心がヒリヒリと痛み
絶望的な気持ちになったこと
今でも はっきり覚えてる。
ある朝、おばあちゃんが、買ってきてくれた
パンダの絵本を読んでくれた。
あれは ようちえん行く前かな?
3歳くらいなのかも?
パンダの親子が 森で暮らしてる とても幸せな場面から物語は始まった。
そんな幸せも つかの間
次のシーンでは、夜に麻酔銃を持った男たちが現われて
草陰から撃たれて眠らされ、パンダの親子は引き裂かれ
どちらかが動物園に連れて行かれた。
動物園のパンダは、はじめは悲しみに暮れていたけど、
だんだんと飼育係の人とも仲良くなり
最後は動物園で楽しく過ごしているというような終わり方だった
その前半の 親子が引き裂かれる場面で
人間って、一体なんてことするんや!!!
お母さんとの幸せな時間を引き裂くなんて!!!
心が痛すぎて、ヒリヒリとした。
たぶんあれが、私が自分の事以外で
心を痛めて泣いた はじめての出来事だったんだろう。
同時に、人間のすることに はじめて絶望した記憶でもある
人間の都合で、引き裂いてしまうなんて、こんなん絶対やったらアカン!!
その麻酔銃の男たちの絵も覚えてる。
なんて悪いやつなんだと、憎くて仕方なかった。
絶望的で、心が痛すぎて、苦しくて、押し入れに立てこもって泣いた
私が、パンダのぬいぐるみが好きで、ずっと持ってたから
パンダの絵本があるわ あの子喜ぶやろなと
おばあちゃんも買ってきてくれたんだろう
まさかこんなに泣いて、押し入れにまで立て籠もってしまうなんて。。
おばあちゃんがオロオロして、
パンダも動物園でみんなに見てもらって幸せになったんやでとか
必死で、説得してきてたのも覚えてる。
「そんなわけないやん!勝手に連れ去るなんてひどすぎるわ!」
もちろん、こんな風に気持ちを言葉で表現できなかったけど
納得できず、泣き続けた
その日以来、その本は見たことない。
読んでもらったのは、あの一回きりだったけど、
あの時感じた 胸のヒリヒリは 強烈に覚えてる
子どもって、言葉で表現できないだけで
大人が思ってる以上に、いろいろ感じてるんだって
忘れずにいたいなぁと、
子供の頃の自分に教わる
またまた昨年の話だけど。。
クリスマスの頃、青から何やらメロディが聞こえてきた。
1歳3ヶ月
まだ言葉も「まんま」「わんわん」など6つくらいしか話せない赤ちゃんだ
え!?
何!?今の?
♪ふんふんふんふんふ~♪ って!?
鼻歌!?
驚いて
「え?今あお、もしかして歌った??」
と聞いたけど、反応がなかったので
♪ふんふんふんふんふ〜♪
と、さっきのメロディを真似してみた
そしたら、恥ずかしそうに、ニヤっと笑った。
わぁ〜、
やっぱり歌ったんや!
今、ラジオもテレビもついてない、静かな空間の中で
自分の中からメロディが出てきたんや!
なんかすごいわ!
歌ったんや!
いつかに聞いたメロディなのか、
自分の中に湧き出てきたものなのか!?
生まれてはじめて笑った時ほど感動した はじめて歌った日。
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青が生まれてすぐの頃、
泣きだしたら あやすのに私も自然と歌ってた。
特にキラキラ星が好きなようで
キラキラ星を歌うと 青は必ず泣き止んだ
あぉ〜お母さんって自然と歌うんやなぁ。
そんで、赤ちゃんも生まれてすぐに、好きなメロディがあるんやなぁと
歌うという行為自体に、じんわりと感動した。
なんというのかな?
武器というか。
武器じゃないな、道具?
与えられた声という音で、メロディを奏でる
とてもシンプルな行為
それで子供をあやす
これってきっと、縄文時代から何にも変わってないんやなぁ
縄文時代のお母さんも、きっと子供をあやすのに、
何かメロディを口ずさんでたんやろなぁ。
今って何でも道具に頼ってるから、物があふれかえってて
子育てにも、色んなものが必要なのかなと惑わされるけど
おっぱいをあげ、抱いて、歌う
お母さんたちは、ずっとこれでやってきたんやなぁ
縄文時代から変わらず ずっと。
その先に 今の命が続いてる。
何だか子育てって、とてもシンプルというか
究極な行為で、
身体に対する感覚が変わった気がする。
だから、その中からメロディが生まれ出てくることに
余計に感動するんだ。
新年早々、昨年の話ですが。。
むぎに
ハイハイでついていく 8ヶ月の頃の青
むぎも少し先を行っては、青が来るのを待ち
追いついたらまた進んで
ついに本殿へ
氏神様である、シコブチ神社さんを参拝
赤ちゃんも普段大人がすることしっかり見てるもので、鈴を鳴らし柏手まで打っていてビックリ!
そんなわけで、今ではすっかり仲良しな むぎと青
産後、助産院から青とかえってきて
それからずっと、半年くらいまで
むぎは青のことが嫌いだった
突然増えた家族、
しかも四六時中、私にベッタリしている
今まで夜寝るときは、私の布団に入ってきてたのに
隣にうるさい変なの(青)がいるから、とても近づく気にもなれない。
何だ一体あいつは!?
そんな感じで、青の事を毛嫌いして避けていた。
青がいたら背中をモゾモゾさせるほどだ
(猫は嫌な気分の時に、背中をモゾモゾさせる)
だから、何回もむぎに「むぎの大切さは何も変わってないよ」
と伝えてきてた。
でも聞く耳持たず、そっぽを向いて どうしても怒っていた。
そんな、むぎの不機嫌が続いて数か月したある日
青が寝ていて、フト私に空白の時間ができた。
(子育てしてると、この空白の時間ってのが本当にない!
実際経験してビックリしたことだ)
そこに ひょっこりむぎがやってきたので、これはチャンスだ!と
むぎを呼び止めた。
そしてむぎの前に正座した。
「むぎ、ちょっと話があるねんけど。。」
今までも真剣に話してたんだけど、それ以上に真剣に
ものすごく集中して、
眉間からむぎに想いが伝わるイメージで全身全霊で話した
青にばっかり気をとられていたので、
むぎと話すのは久しぶりな感じがした。
青がきても、むぎの大切さは本当に何も変わらないということ
青は今は赤ちゃんだから手がかかるけど、
むぎも赤ちゃんの時は手がかかってて、
おしっこさせてあげたり、ミルクを飲ませてあげたりで
赤ちゃんに手がかかるのは
人間も猫も同じで 仕方ないんだってこと
とにかく、私にとって、むぎがどれほどに大切であるかということ
ウチの家族、特に私は、むぎなしでは成り立たないんだってこと
それらを、真剣に真剣に話した。
力を入れすぎて、終わった時には頭がクラクラしたほどに。
そしたら、その日を境に、
嘘みたいに、むぎの青に対する態度がパタリと変わった。
はいはい、たまたまやろ〜
猫がそんなんわかるんか?
という声が聞こえてきそうだけど、ホントなんだから仕方ない。
ホントにその日を境に態度が変わった。
むぎの青を見る目も、接する態度も変わり、青に近づいてきてくれるようになった。
あぁ〜ホントに真剣に話すと伝わるんだ。。
片手間に
「むぎへの想いは変わってないよ」と言ってたのでは
まるでダメで
やっぱり真剣に向き合わなきゃダメだったんだ。
しばらくしてやってきた客人に、その話をしたら
「あ!町田康も言ってたよ!
あの人猫好きで、猫に関するエッセイがあるんだけどその中で言ってた!
ホントにホントに猫に何か伝えるときは、
真剣に話さなければいけない。そうすると必ず伝わるって!」
や、やっぱり!
そうだよね!さすが町田康!わかってるやん!
(さすがって、町田康の本読んだこともないけど。。)
今では、青の隣にむぎが寝てくれるほど、仲が良くなってきた。
「猫にも全身全霊で話せば、ちゃんと伝わるんだ」って
昨年体感した 私にとっては大切な出来事でした。
お盆に、鹿児島の祖母を訪ねた。
山の中にポツンとある母の実家。
幼い頃、母に連れられ私たち兄妹は、夏は鹿児島で過ごしていた。
だから今でも説明しようもないほど鹿児島が大好きで
行くと考えただけで、お腹の底からワクワクがこみ上げてくる。
最近、琵琶湖大好きな人と友達になった。
彼女も、幼い頃、休みのたびに琵琶湖の祖母の家を訪ね
琵琶湖で遊んでいたそうで
だから今でも琵琶湖が大好きだ。
鹿児島に向かう道中、彼女が琵琶湖の話をする時の
どうしようもなく琵琶湖が好きな様子が思い出された。
あぁ、そうだ!私にとっての鹿児島もそれなんだ!
幼い頃 繋がった自然は、どうしようもないほど身体に染み込んでいて
人生に組み込まれているんだ。
青にとっては、滋賀がそんな土地になるのかもしれない。。
祖母は91歳。
もうすぐ1歳の青と90歳差
子供3人、孫7人、曾孫15人。
鹿児島の人独特の、のんびりした空気の人だ。
農家の嫁だった祖母は、この春に調子を崩すまでは、
ずっと何十年もの間、休むことなく野良仕事で身体を動かし続けてきた。
手も顔も真っ黒でシミだらけでシワシワ
まさに土の人だ。
そんな日中ほとんど外でしか見たことない祖母が
ずっと家で寝込んでいるなんて。。
だからはじめて、祖母とゆっくり話せた。
昔話をたくさん聞かせてもらった。
コテコテの鹿児島弁なので、理解できない部分も多々あったけれど。。
(鹿児島弁はコテコテとは言わないのか?)
改めて、すごい変化を生きてきたんだなぁと思った。
お嫁に来たころには、まだ水道もないし、電気もないような時代だった。
今頼り切ってるものが全部ない時代。
とにかく、身体を使って生きてきた時代の人だ。
車もなかったので、子供が病気になった時も、
おんぶして何時間も歩いて町の病院まで連れてったとか
今からじゃ考えられないような話がたくさんあった。
若い頃のおじいちゃんの写真が一枚だけしまってあるよというので
タンスの中をゴソゴソ探してみる。
戦争に行く前に祖母にくれた大切な写真。
若い時のおじいちゃんはキリッと男前だった。
おじいちゃんが亡くなって、早20数年。
この写真がまた見れて良かったと祖母は嬉しそう。
建てられたばかりのピカピカの祖母の家の写真もあった。
今はもうだいぶ傷んでしまっているけれど、
母が育ち、私たち孫にとっても夏休みの思い出が詰まった大切な家
当たり前だけど
この家にも、こんなに綺麗で「今からはじまるぞ!」って時代があったんだなぁ
ちょうど家を改修し、子供と暮らし始めた自分と重なる。
祖母が年老いたように、今は家も年老いた。
祖母と話してたら、抱っこしていた青が寝てしまったので
横になっていた祖母の隣に寝かせた。
赤ちゃんが横に眠る幸せを、久しぶりに祖母にも味わってもらいたかったし
曾おばあちゃんの横に眠る安心感を、青にも味わってもらいたかった。
その途端、ふわっと祖母の表情が緩んだ。
そして、幼い母を横に寝かせてた頃を思い出したようで
遠くを見ながらその時のことを話し始めた。
気が付くと、今まで見たことない表情の祖母が横たわっていた!
美しかった。
ものすごく美しかった!
ビックリして見とれてしまった。
何だろう。。
なんか知ってるなぁこの感じ。。
あぁ、そうだ!
産後だ!
あの産後の恍惚とした感じだ!
出産という大仕事を終えた充実感と同じような気配が祖母に漂っていた
清々しかった。
あぁ、祖母は人生にもう悔いがないんだ。
祖母は人生という大仕事を終えようとしているんだ。
この祖母の人生の先に、母の人生、私の人生、青の人生が続いていく
そんなただ当たり前のことが
静かに体に染み込んだ。
秋の終わり
祖母は、おじいちゃんの命日まで生きて
それから数日して亡くなった。
おじいちゃんが迎えに来てくれたのかもしれない。
祖母のあの表情は、私の人生の宝物になった。
ありがとう、おばあちゃん!
ありがとう!
少し前から、ガラケーに戻したい!!!って思ってたんだ。
こんなにあっさりと願いが聞き入れられてしまうだなんて。。
水着のポケットにスマホ入れたまま、琵琶湖に入ってしまうだなんて!
我ながらビックリしたよ。
水没させたのに、ニヤニヤワクワクしてしまってるなんて。。
私ホントにスマホやめたかったんだね。
解約金や機種代金の6万円は痛すぎるけど。。
そもそも、ガラケーに戻したい!!と思ってきっかけは
この夏のはじめに 縄文を感じたくて、長野県の諏訪〜戸隠を旅した時
諏訪から戸隠へ車で移動するのに、
「戸隠」とスマホのナビに入力したら
「戸隠神社」所要時間2時間 と出たので、
なんの迷いもなく その戸隠神社を目的地に設定して車を走らせた。
そして2時間後、辿り着いたのは、まさかの分社!
本家「戸隠神社」とは逆方向の町中にある
小さな小さな戸隠神社分社についてしまった。
こ、こんなことってある!?
目的地と全く逆方向に、気づかずに2時間も進んでしまってたなんて。。
「戸隠神社」って検索して一番に出るのは、本家の戸隠神社って思うやん?
あぁ〜地図見てたら絶対こんな間違い起きなかったよなぁ!
スマホやナビの窮屈さ、
頼ってるから感度の悪くなってる自分に嫌気がさした。
どんなにしょぼくれても、何も始まらない。
気を取り直し、進んでいくしかない。
さらにそこから2時間車を走らせ軌道修正し、本家の戸隠神社へ向かう
合計4時間
そんなうんざりの先に、ようやくたどり着いた 本家 戸隠神社は
すごいものを見てしまったな。。という場所だった。
全てがちっぽけに、しかしとんでもなく壮大に感じれる場所
そう、異界だった。
あの門の向こうは完全に異界だと思う。
これを作った先人たちの感覚が素晴らしすぎて
この世界に生きてて、何だか本当によかったと思えた。
そう、戸隠の神様に脱スマホを決意させられたんだ。(と、勝手に思ってる)
そしてその願いを、意図もあっさりと聞き入れてくださったのは、
琵琶湖の神様(と、またまた勝手に思ってる)
水没して、うんともすんとも言わなくなったアイフォン
すっかり頼り切ってきたけど、電源が入らないだけで
どうにもこうにもならない。
こうなったらいつも思うんだけど、
あっけないというか、はかないというのか
普段見てた世界って、こんなもんなんかぁ。。って目が覚める。
そうなんだ。アイフォン6になってから、
ますます便利で使いやすくって、
ちょっと気になったことは、疑問に思ったことは
何でもアイフォンに聞くのがくせになってた。
だからなんも身体に入ってる気がしなくなってた。
あまりに簡単に手に入るから、簡単に通り過ぎてく。
頼りになる人と行動共にしてたら、
どこ歩いて来たのかもどこに向かってるのかも
よくわからずついてって進んでるような。
なんかよくわからんウチに、ここまできてたなぁ。。みたいな。
ふわふわとした感じ。
ガラケーに戻す前に、せっかくの機会だから、
しばらく携帯なし生活を味わってみた。
今まで友達にメールしてた用事も、わざわざ訪ねて行ったり
電話してみたり。
少し前はこんなだったよなぁ。
久しぶりの感覚に、なんかいいいなぁとワクワクした。
携帯持ってない方は解放感を味わってるけど
待ち合わせの相手からは、むちゃくちゃ迷惑がられた。
にしても、ガラケーってば、使いにくい。
だから触る気が起きない。
私はそれくらいでちょうどいいのかもなぁ。。と思う今日この頃です
やたらと家のお風呂場の近くでテントウムシを見た。
家の中でテントウムシ?
しかもこんな季節に!?
はじめは違和感たっぷりだったけど、
その違和感を軽く乗り越えるほど、毎日いろんなテントウムシがやってきた。
もしかして、ウチで冬を越そうとしてるんじゃないだろうね。。。
ってか、どっから入ってるん!?
まぁ古民家やから残念ながら隙間だらけだけどさ。。
そもそもテントウ虫って越冬するんやなぁ。。
知らなかった。ってか正直考えたこともなかった。
彼らもムカデみたいにツガイで行動するのかな?
結構2匹セットで見かけることが多かった。
人間から見たらテントウムシの王道のナナホシテントウだったり
黒地に赤い斑点二つのだったり(勝手にニボシって呼んでたけど)
あとは、親指の爪くらいの大きいサイズの赤地に黒のアイヌみたいな模様の奴もいたり
とにかく、色んな種類のテントウムシが入れ代わり立ち代わりやってくるんだけど
翌朝には、寒すぎたのか死体になって転がってたりするんだよね。
避難してきたのに寒すぎて死ぬって。。。
ってか、家ン中なんですけど!涙
本格的に冬になり、テントウムシもすっかり見なくなって忘れかけてた頃
ふと、お風呂の脱衣所の天井に目をやると、何やら黒い塊があった。
目が悪いので良く見えなくって、椅子に乗って近づいてみたら
な、なんと、テントウムシの集まりだった!
え〜〜〜!?
こんな風に肩寄せ合って越冬するんやぁ!!!
しかも、模様に関係なく色んな種類のテントウムシがひとつの塊になってる
わぁ〜なんか微笑ましいわぁ〜と改めて見てみると。。
なんと!一番中心にいるのは、テントウムシダマシだった!
テントウムシダマシ
名前の通り、私も初めて畑で見た時は一瞬テントウムシかと思った。
でもなんだか、テントウムシが砂埃被って薄汚れたみたいな色だし斑点も妙に多い。
テントウムシは、畑でアブラムシを食べてくれる益虫だけど
テントウムシダマシは、茄子を食べる害虫
畑で遭遇した時のテンションは全然違う。
もちろん、家の中でもそうで、テントウムシダマシが混ざってるのかよ。。とイラっとさせられた。
ウチで冬を越して、春になって、子供産んで茄子を襲撃しにくるんだもんなぁ。。
恩を仇で返すってやつだよね。
端っこやったら駆除したのになぁ。真ん中かよ。。
(子供も増えて駆除するより、親一匹駆除した方がよっぽど楽)
普段畑にいて、見た目も食べるものも違うから違う種類なのかと思ってたけど
命すら落としかねない寒さを越すためには、
生きて体温発してるってだけで、自然と集まって肩寄せ合ってしのぐんだね。
ん?そもそも虫って体温あるんだっけ?
でも死体にはくっついて越冬してないしなぁ。。
ま、もし体温はなくても生きてるってだけで、命を守り合えるんだね。
最近、他国を空爆するなんて言い出したどこかの大統領に
同じ体験をしてもらったらどうだろう?
相手の国の人と一緒に極寒の地へ送り込んだら?
生きるか死ぬかを一緒に乗り越えて、自分のアホな考え撤回しないかな?
私が兼ねてから考えてる「首脳会談を宇宙で!」って作戦があるんだけど
(地球を飛び出し離れて地球を見てみたら、
同じ星に住んでるのにいがみ合ってるのとか、
領土に線引いてるのとか、地下資源狙ってるのとか
そんなん絶対どうでもよくなると思うんだよね。
地球の美しさに、ちっぽけな考えは一蹴されるはず。
地上で首相同士がカメラ目線で握手してるのとは全く質の違う
熱い握手が交わされるはずだよ。
裏で何考えてるか分かんないような仮面顔じゃなくって
心からの笑顔で握手するだろな。ってか、ハグしあうだろうなぁ。。)
↑
この作戦は宇宙船もいるし、大がかりで大変そうだけど
極寒の地へ送り込む作戦は、飛行機があったらすぐにできるし手っ取り早いよね。
戦争抑止作戦としていかがでしょうか?
子供じみたバカな作戦かな?
まぁ少なくとも、空爆するって方がよっぽど想像力が欠如しててバカだけどね。
虫って、都会にいたら異物過ぎて嫌いだったけど
嫌いで済ますには勿体ないくらい、色んなこと教えてくれるんだよね。
こんなこと考えながらも、さっき見たテントウムシダマシは
端っこやったら殺してやろうかなんて思ったりしてて
人間きれいごと言っても、矛盾だらけでちっぽけなもんだよね。
ちゃんと成長の記録をつけていきたいなぁと思いながらも
忙しさとずぼらな性格が手伝い、手帳を開けることもないまま日々は流れた。
そんな中で、唯一記されてあった 「青はじめて笑う」の文字
今でもはっきり覚えてるんだけど、
あの時は時空が歪んだんじゃないかと思う程、ぽわっと空気がゆるんだ。
ジャムの瓶のフタが開かなくて、ちょうど必死でフタをひねってる人がいたら
ふわっとゆるんで開いただろうし
「うんとこしょ、どっこいしょ」の大きなカブも
あの瞬間にあっさり抜けただろう。
そのくらいに空気がゆるんだんだ。
だって、生まれてから2ヶ月
トイレとお風呂の時以外ずっと一緒?ってくらい
四六時中くっついてたんだけど、笑顔って見た事なかったんだもん。
泣き顔、寝顔、しかめっ面、ぽけーっとした顔
色んな表情を見せてくれてたけど、笑顔ってなかったんだよ。
普通2ヶ月も付き合ってて、相手の笑顔を見たことないなんてシチュエーションないよね?
はじめからなかったから、笑顔がないことにすっかり慣れてたのに
ある日突然、笑ったんだ。
そりゃビックリなんてもんじゃないし、嬉しいなんてもんじゃない。
下手したら出産より嬉しかったかもしれない!
な、な、なに今の!!??
も、もしかして、笑った!!??
ちょっと、ちょっと!ひとりでとんでもないもの見ちゃったよ〜〜〜〜〜
笑顔って、なんてかわいいん!!!!
青の笑顔を見て、私もくにゃっと笑顔になった。
こんなに自分の顔の筋肉ってゆるむんだってくらいにゆるんだ。
それを見て、青はさらに笑顔になった。
そしたら、私の顔はもっとゆるんだ。
青が笑ったから、私が笑って
そしたら嬉しくなってさらに青が笑って
それを見てたらさらに嬉しくなって、また私も笑って
わぁぁぁ
自分が笑顔になったら、世界は笑うんだ。
この世のカラクリを、青も私も体感した。
笑顔ってすごいパワーだ。
これほど人間に産まれたことを幸せに思えたことはない。
「笑う」という行為を唯一持ってる生き物に。
調べた訳ではないので、あくまで私が見ていた限りでは
赤ちゃんて、はじめは嬉しいから笑うって感じじゃない。
みんながいつも微笑みかけてくるから
マネして顔の筋肉を動かして、笑顔を作ってみたって感じだ。
そしたら、相手がまた同じように笑うから、
なんだか楽しくなってきて、また笑顔を見せてみたら
また相手も笑うから、本当に楽しくなってきて。。と
雪だるま式に、笑顔が大きくなってきて楽しいって気持ちも生まれてきたように思う
はじめから、楽しいから、嬉しいから笑うって訳じゃないんだ。
じゃあ、泣くのはどうなんだろう。。
誰のマネをする訳でもなく、産まれた時から泣いてたけど
生まれ出て急に、「泣く」って行為がはじまるのは
あまりに突然すぎるし、お腹の中でも泣いてたのかもしれない。
もちろん、水の中だし泣き声を上げては泣けないけれど
何か不快な事があったら、泣くという行為はしてたんじゃないだろうか?
人って、相手に訴えるために泣く場合もあるけど
自分を癒すために泣いてるもんね。
お腹の中は一人だったから、不快な時に自分を癒すために
泣いてたのかもしれないと思うんだけど、どうなんだろう?
そして外に出て、自分以外の人を認識して、初めて「笑う」が生まれる
外国で言葉の通じない人と話してみても思うけど
笑うって、言葉もいらない最大のコミュニケーションなんだなぁ
自分を守る最大の武器
赤ちゃんも自分を守るために、
ちゃんと可愛がって育ててもらうために笑うって言うもんね。
「すべての武器を楽器に」なんて素敵な言葉を誰かが言ってたけど
笑顔も自衛の武器にならないかなぁ。。
小さな笑顔に、とても大きなことを教わった気がする。
はじめの1〜2ヶ月は、一人で寝かせておくと泣くので
目が覚めてる間、ほとんど抱っこしてた。
抱き癖がつくとも聞くんだけど
考えてみたら、ついこないだまで
自分専用の空間(子宮)の中で、
ぬくぬくと羊水の中に浮かんでたんだもんなぁ。
それが今度は全く違う空間に生れ出てきたんだ。
そりゃ環境が変わりすぎてビックリしてるよね。
はじめから水の中に浮かんでたら
上も下も右も左も
自分と周りの境目すらあるんだろうか?
羊水の中にいるのとこことでは、肌の感触が違うし
それよりなにより、ここには光がある!
目はあまり見えていないそうだけど、光は感じられる。
今まで子宮の中で、真っ暗に慣れて生きてきたので
突然光の中にいるような感覚になって戸惑うだろうなぁ。
しかも急に暗くなったり、明るくなったりするし(電気)
今までの自分専用の空間とは違って
今度の空間には、違う音を発する生命体が何種類かいるようだ(声の違い)
それらが側に来て触ってきたりする。
ひとつの音だけは、お腹の中でよく聞いてたから、ホッとしそうだ。
(お母さんの声)
そんな今までと全然感覚の違う
得体のしれない空間にポツンと一人でいたら絶対不安になると思う。
泣いて当たり前だよね。。
とにかく、まず安心してもらわなきゃ
この世に慣れてもらわなきゃ
と、ひたすら抱っこしていた。
今はもう、この世に慣れて安心したからか、
よく笑うようになった。
それだけでとても素敵な事だなぁと思う。
なにこの素敵な世界観!
しばらく見入った末、タイトルを見た
「未踏の星空」(山下陽子)
み、み、み、未踏の星空!!!???
ななな、なんて素敵な言葉なんだ。。
絵も素晴らしいけど、タイトルも絵に劣らずピッタリだ!
「未踏の星空」という言葉を胸に、ますます絵に見入ってしまった。
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ひと月ほど前、図書館で美しすぎるタイトルの本に出会った。
「星々のかなしみ」
宮本輝さんの本だ。
「星々」も「かなしみ」も,使い尽くしてきたかのような言葉なのに、
この絶妙な組み合わせで、無限の広がりを感じる。
もちろん、読んでみた。
予備校生が、喫茶店に飾られていた「星々のかなしみ」というタイトルの絵に惹かれて
盗んで自分の部屋に飾ってしまうお話なのだけど
その大学生の気持ちが良くわかった。
さすがに、私は「未踏の星空」を盗みはしなかったけど。。
この一ヶ月、事あるごとに頭の中に「星々のかなしみ」という言葉が浮かんでいる。
浮かんだら、しばらくは「星々のかなしみ」に頭の中が支配される。
一度浮かんだらなかなか退かない。
それは言葉の美しさ故、仕方ないことだ。
本の中でも、主人公たちが3人で、絵画につけられた
「星々のかなしみ」というタイトルの美しさについて論じあっていた。
このタイトルだからこそ、絵も深みを増すんだなぁと。
「そうなんだよ!確かにそうだよ!」と、
4人目になった気分で予備校生たちの話し合いに参加していた。
「それにしても、こんな美しい言葉よく思いついたと思わない?」
----------------------------------------------------------------------------------
ギャラリーからの帰り道、あまりに「星々のかなしみ」という言葉が頭に浮かび、
無性に文字で書いてみたくなって、カバンからノートを取り出した。
言葉の美しさに比べて、
今取り出したノートに記された 自分の文字の汚さに
(色々思い立った時に走り書きするので、恐ろしいほど雑な文字)
一気に現実に引き戻され
そこに、「星々のかなしみ」と書き記したい衝動はすっかり消え失せてしまった。
はぁ〜
字はもっと丁寧に書かなきゃなぁ。。。
それにしても、
私の頭の中はいつまで「星々のかなしみ」に支配されるのだろうか。。
今度は「未踏の星空」までも加わってきた。
普段当たり前のように使われている言葉の
ちょっとした組み合わせで、思わぬ世界が広がりだす。
言葉の深さを感じる今日この頃です。
今まで身体は自分のものだと思っていたけど
妊娠してから、どうも違うような。。
借り物のような気がしている。
借り物?
一体誰に借りてるんだ!?
身体がグングンとお母さんの身体になっていく。
お腹も膨らんで来て、おっぱいも大きくなってきた。
「わぁ!ワダマキ、本格的に妊婦さんになってきたやんか!!!」
お風呂に入る時に鏡で身体を見て、自分でビックリした。
驚く私をよそに、身体は当たり前のように、
「そうそうお母さんになるんですよ〜」と言わんばかりに突き進んでいく。
いやぁ〜ぐんぐん行きますねぇ。。。と、意識は後から付いていくしかない。
なんだかだんだん、身体って
自分の考えの及ばない「自然」なんだなぁと思うようになってきた。
そう、とんでもなく身近な自然。
そして、とんでもなく大きな自然。
だって、この身体の中で、もうひとつの身体が形成されつつあるんだから!
友達が送ってくれた「妊娠大百科」を見て
「フムフム、妊娠18週目だと、お腹の中の子はこんな状態なんやぁ。。」と
ようやく知る。
もちろん、「知る」なんて言っても言葉だけ。
数センチの小さな頭の中に、脳ができるところ
数センチの小さなカラダの中に、臓器ができるところ
数ミリの小さな手に、小さな小さな指ができるところ
私には想像もつかない。
何億年とかけて、生命が海から陸に上がってきた変化が
お腹の中で、10月10日で行われるのだそうだ。
このお腹の中でだよ!?
なにこの自然?
壮大すぎないかい??
このお腹の中でできた身体で
私と違う意識が、その身体を使って、この先何十年と、生きていくんだ。
私が知る由もない人生を。
数年前、はじめて土をほじくって畑で野菜を育てた。
タネが発芽して、ぐんぐん育ってって、実をつけて、それをいただいた。
私は今まで、こういうものを食べて生きてきたんだと、はじめて知った。
植物を育てるあの土の中には一体何が入ってるんだろうか??
このかわいらしい新芽が出てくるタネの中は、
一体どんな事になっているんだろうか??
不思議で仕方なくなり、タネを割ってみたけど、何にも分からなかった。
まさに「神秘」だよね。
そう、文字通り、神のみぞ知るだ!
そう、考えても何にもわかんなかったって事。
けど、そんなタネが発芽して緑が育つ神秘が、
毎日毎日この地球上のいたるところで起きてていて
そのおかげで人間が生きれてるんだなぁ。。と
深く深く感動した。
そしてその感動をアクセサリーにした。
あれから5年、今度は、そのタネの中で起きていた「神秘」が
まさに、自分のお腹の中で起きているんだ。
すごすぎるよ。。
すごすぎて、私には何にもできないんだけど
とにかく、私はこの身近すぎる自然を、前より大切にしようと思う。
そして、その中で育ちゆく自然も、大切にしようと思うんだ。
風と土の交藝のキラリと光る出展者をゲストに迎え、
それぞれが創りだす作品や、活動の源となっている「美」(インスピレーションの源泉)を
持ち寄り語り合います。
共催 : 美の滋賀ねっと推進委員会、滋賀県、( 公財 ) 滋賀県文化振興事業団